ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

ドラマ「コントレール」と「ハイ・ファイ・セット」

タワーレコードの商品案内が当ブログにまで表示されるようになった。CD大好き人間にとっては、まるで苦にはならない。逆に欲しいCDが次々と表示されて嬉しい悲鳴といったところ。かつて、月に10万くらいCDに費やしていた時期があった。年間で500枚くらいになったこともあった。それも今や昔、物欲は抑え込んだつもりだった。しかし、ここにきて、また少しずつ欲が芽生えてきた。求職活動が終わり、また新しいことを始めたくなったのかもしれない。

3月末にタワーレコードで注文したCDについては記事にした。その時、次は9月になると思っていた。それが早、先月の末に5枚も購入してしまった。一万円の購入で、二千円の割引というクーポンに引っかかってしまったのだ。かつては20%オフをよく利用したものだが、このところなかったと思う。久々に目にして眠っていた欲望が目覚めてしまった。

今回、一番欲しかったのがドラマ「コントレール」のサントラ。作曲は羽深由理大間々昂。今まで知らなかった名前だ。それなのに第一話のオープニングから耳に残った。ひこうき雲のようにシャープなんだけど儚く消えていくメロディ。女声スキャットの使い方も印象的だ。ドラマでは男と女の感情の揺らぎを丁寧に描き、映像も美しい。それに寄り添う音楽も余白が多くて想像力をかきたてる。すぐにサントラが欲しくなった。発売は5月25日。その日に注文した。日本のドラマのサントラも色々と聞いたが、最近だとそれこそ「あまちゃん」以来の衝動。このところ過去の恋愛がらみの日記を読み続けていた影響もあったかもしれない。

 主題歌「泣きたいよ」は玉置浩二作で鈴木雅之の歌。もちろん、サントラには収録されていない。これはこれで良いのだが、最後に流れるのは少し違和感がある。車窓の風景にはやはり女性ボーカルが合うような気がした。何となくハイ・ファイ・セットのコーラスが思い浮かんだ。

そういえば彼らのCDを持っていなかった。そこでベスト盤をいっしょに購入することにした。「卒業写真」(1975年)~「忘れないわ」(1991年)までの全シングルA面を収録とのこと。まさに、わが青春時代とピタリと一致する。

やはりDisc1の70年代の曲が良い。編曲が松任谷正隆だったのは知らなかった。改めて歌詞を読むと、このドラマの情景が浮かんだ。タイトルだけでもそうだ。

「夢うつつ」「冷たい雨」「幸せになるために」「フィーリング」「風の街」「クリスタル・ナイト」「メモランダム」「恋の日記」「少しだけまわり道」「海を見ていた午後」「中央フリーウェイ」「遠くからみちびいて」「海辺の避暑地に」「よりそって二人」「忘れないわ」・・・このドラマをバックにプロモーション・ビデオが作れそうだ。

 今回、このCDを聴いて「素直になりたい」「Good-bye school days」「水色のワゴン」を知っていたのに驚いた。個人的に思い入れのある1984年のヒット曲。FMから流れていた曲をエアチェックしていたのに違いない。あの頃の情景が鮮やかに甦った。こういうことがあるからCD購入はやめられない。