ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

映画「人魚伝説」

昨日の晴天から一転、雪となり一気に冷え込んだ。底冷えのする寒さに頭痛が始まり、久々に薬を飲んだ。ハードな運動で足の小指が出血し、筋肉痛でよく眠れなかった。やはり、寒さと疲れで筋肉が硬直して頭痛が起こるのだろう。昼過ぎにベッドに横たわり、少し眠ったら、少し良くなった。

 

夕方から録画してあった「人魚伝説」を見た。1984年公開。フランシス・レイが音楽担当と思っていたら、本多俊之だった。どうやら「聖女伝説」という映画と勘違いしていたようだ。内容は題名からは想像できないほどのエロ・グロ・バイオレンス。ただ、反原発をテーマにしたところは骨太ではある。監督の池田敏春は2010年に本作撮影地で自殺とあるが、何だか恐ろしい。「草燃える」でデビューした白都真理藤谷美和子のようで美しかった。その夫役が江藤潤で一気にATG臭が漂ってくる。日本映画専門チャンネルはこうした異色作が時々見られるから楽しい。

人魚伝説 [Blu-ray]

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 先日見た「ドグラ・マグラ」はあまりに難解で折したが、松田翔治の怪演は凄かった。

メゾン・ド・ヒミコ」も怪演のオンパレードながら渡辺あやの脚本が見事。もう12年も前の作品ながら柴咲コウオダギリジョーは変わらない存在感。それに対して西島俊秀は印象がまるで違うのが面白い。ゲイたちの老人ホームで展開される悲喜劇はしみじみと味わい深い。