ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

オペラと映画の日々

12月も早くも折り返し。一日が早くて、ここ最近に見た番組の記憶もすぐに曖昧になってしまう。とりあえず思い出せる作品だけでも記録しておこう。

メトロポリタン・オペラを2作。まず最新の「ナブッコ」。これは大学時代の合唱で馴染みのヴェルディの初期の作品。上演時間も3時間ほどだが、旧約聖書に基づく内容はとっつきにくい。非情な王が神の雷を受けて改心するが、その歴史的背景が分からない。それでも豪華なセットと、合唱の迫力は圧倒的だった。そして指揮者のレヴァインの復帰作という2014年の作品であるワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」。有名な前奏曲は知っていたが、これが史実に基づいた喜劇だとは知らなかった。上演時間は4時間半だが、これが実に面白かった。これまで見たワーグナー作品とはまるで印象が違う。「指輪」「トリスタンとイゾルデ」「タンホイザー」と見てきたが、どれも音楽が素晴らしかった。本作はそれ以上に演劇としての魅力が大きい。騎士は出てくるが、主役は靴職人の親方。この人物が実に魅力的なのだ。歌合戦で結婚相手を決めるというクライマックスに向けての葛藤が見ていて楽しい。音楽的な技巧は分からないが、その歌の内容は胸に迫ってくる。もう一度、じっくりと見たい作品だった。

 映画では明日、いよいよ「ローグ・ワン」が放送される。それでWOWOWではSF映画を特集しているので、これを見続けている。月曜には「未来警察」。マイケル・クライトンの原作・監督作で、ジェリーが音楽担当。サントラを購入してから初めて見るだけに楽しみだった。「グレムリン」と同じ年で、全編シンセでの演奏ながら、その効果はさすがの一言。音響としての面白さに留まらず、美しいメロディがあるのが凄い。ドローンや自動運転車、家庭用ロボットなどが登場し、その先見性は流石。火曜日は「宇宙からの脱出」。ジョン・スタージェス監督による1969年公開作。「アポロ13」のような内容ではあるが、当時の視覚効果もなかなか凄い。ロケットの発射シーンは本物のような迫力があった。ジーン・ハックマンが癖のある宇宙飛行士、グレゴリー・ペックが冷徹な管理官。ラストはあっけないが、「ゼロ・グラビティ」などの先駆的作品といえるだろう。水曜日は「スタートレック イントゥ・ダークネス」。劇場で観た時はいまいちに思えたが、今回吹替で見たらかなり面白かった。カーンという悪役の魅力に、映像的な迫力も申し分なかった。JJの監督作としては「フォースの覚醒」よりも出来が良いと思った。木曜日は「ミッション:8ミニッツ」。これも劇場で観たが、何度見ても面白い作品。当時はラストがいまいち分からなかったが、今回見て納得した。そして今日はダンカン・ジョーンズ監督の前作「月に囚われた男」を見る予定。

 日本映画では「まほろ駅前」2作を見た。2011年の「まほろ駅前多田便利軒」と2014年の「まほろ駅前狂騒曲」。テレビ・シリーズも見ているが、いつだったか思い出せない。それから2004年の「スイング・ガールズ」も見ることができた。上野樹里貫地谷しほり本仮屋ユイカらが若々しい。横溝正史原作の「悪霊島」も見たが、これはいまいち。「鵺の鳴く夜は恐ろしい」というCMは覚えていた。