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ドラマ「相棒」雑記

次回の「相棒」で久々に加藤清史郎が出演する。前に出演したのがSeason 11の「BIRTHDAY 」で2013年3月の放映だった。それから5年。どのように成長したか楽しみだ。

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そして先日急逝した大杉漣の代役として杉本哲太が抜擢されたとのこと。やはり時間的に脚本を直すのは難しかったのだろう。多少の違和感は仕方がない。杉本が前に出演したのがSeason 5の「バベルの塔」で2007年1月の放映だった。もう11年も前になる。個人的には「相棒」で最も好きな回である。

その2つの回の脚本を担当したのが古沢良太。「相棒」シリーズでは、ちょっと変化球的なストーリーが多かった。元々「相棒」を見始めたのは古沢の脚本回が目当てだった。そこから少しずつ興味が広がっていった。

古沢のことは脚本家としてデビューする以前から知っていた。まさか、ここまで大きな存在になるとは思わなかった。今、最も次回作が楽しみな脚本家である。

そんな古沢が担当しなくなってから「相棒」はつまらなくなった。先日の「さっちゃん」でも月本幸子のキャラを生かせていなかった。次回の加藤清史郎も別の役での再登場のようで残念だ。あの「BIRTHDAY 」の続きを古沢脚本で見たい。右京が幽霊を見たという事実は先日の「事故物件」でもなかったことになっていた。あれはあれで良回だったが、ああいうストーリーをもっと見たいのだ。

加藤清史郎は大河ドラマ天地人」で有名になった。直江兼続の幼少時を演じた。その「天地人」は小松江里子の脚本のせいで全くの凡作になってしまった。クライマックスの長谷堂城の戦いを描かないという酷さに呆れてしまった。先日BSPで放映された「英雄たちの選択」で、これが取り上げられた。「真説! 北の関ヶ原合戦」として直江の苦渋の選択が描かれた。とにかくスリリングで、これをドラマで見たかった。ライバルの最上義光原田芳雄で脳内変換されてしまった。

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そのBSPで再放送されているのが「風林火山」。こちらは大森寿美男の脚本がしっかりしていて骨太で実に面白い。いよいよクライマックスだが、前回の放送で幼少時の上杉景勝が登場した。その母親が謙信の姉でもある桃(仙桃院)で、演じるのが西田尚美

その西田が出演しているドラマW監査役 野崎修平」も次回が最終回。織田裕二の妻役だが、落ち着いた佇まいがとっても良い。漫画原作のドラマはちょっと荒唐無稽ながら、そこそこ楽しめた。

ちなみに直江兼続の出身地が新潟県南魚沼市。ここは魚沼産コシヒカリの産地である。この魚沼産コシヒカリが28年ぶりに特AからAランクに格下げとなった。長年のファンとしては残念なニュースだった。