ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

ドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班」

夕方テレビを点けたら「カーネーション」をやっていた。デパートの制服を作るエピソードでつい最後まで見てしまった。何度見ても面白い。2011年の放送時はもちろん、2014年のBSでの再放送も見た。さすがに今回はいいだろうと思っていたが、またも見たくなってしまった。

先日、その出演者による同窓会を放送していたのを見た。そこに糸子の幼なじみ役だった尾上寛之と甲本雅裕が出ていた。昨夜、この2人が出ていたドラマを見た。それが「シグナル」である。

このドラマはほとんど予備知識がないままに見始めて、はまってしまった。甲本はレギュラーだが、尾上が出るとは思わなかった。ちょっと驚いた。「また、おまえかよ!」と思わずつっこんでしまった。「アンナチュラル」での役柄とほぼ同じだが、まさにはまり役だ。その父親役のモロ師岡と共に、そのリアルな存在感にやられた感じ。

尾上は昨年の朝ドラ「ひよっこ」にも出ていたが、もう一人、そこからの出演者がいる。それが準ヒロインともいえる時子役だった佐久間結衣だ。「シグナル」では1997年のラーメン店で働く女性役だ。このドラマでも魅力的でヒロイン的な存在かと思っていた。それがまさかの展開で驚いた。その彼女を支える存在だったのが刑事役の北村一輝。この2人のデートシーンがなんとも印象的だっただけにラストが切なかった。

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彼女が彼を元気にするために買った映画の鑑賞券。「~ファミリー」ってタイトル。たぶんコメディ映画なんだと妄想が膨らんだ。リアルだと「アダムス・ファミリー」なんだろうけど公開時期が違う。もし、彼女が誘うのだったら日本映画だと思う。1997年公開の日本映画のコメディだったら「ラヂオの時間」がいい。架空の映画よりも、実際の映画だったら、よりリアルに感じられたかもしれない。こんなことを考えたのも今年になって、「1997年の日本映画」という記事を書いたからでもある。

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20年という歳月をリアルに実感できると、このドラマはより楽しめる。タイムパラドックスを考え始めると混乱してしまうが、そこは深く考えなければ良い。リアルな感情描写があれば、そこは納得できてしまう。北村と主演の坂口健太郎の時空を超えた会話と映画館の場面は感動的だった。

そういえば坂口も朝ドラ「とと姉ちゃん」の相手役で知名度が上がった。脚本の尾崎将也は「梅ちゃん先生」を書いている。音楽の林ゆうきは「あさが来た」を担当している。朝ドラの影響力、恐るべしと思った次第。

ちなみに坂口が2015年に出演した映画が「俺物語!!」。主演の鈴木良平は現在、大河ドラマ西郷どん」でも主演。ヒロインの永野芽郁は現在、朝ドラ「半分、青い。」でもヒロイン。脚本は「アンナチュラル」の野木亜紀子。監督は「コンフィデンスマンJP」の古沢良太の「鈴木先生」を担当した河合勇人。漫画原作のラブコメではあるが、凄いメンツの集合した大好きな作品である。

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