ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

村井邦彦の音楽

連休が終わっても雨が続いている。連休中は色々とテレビを見過ぎてしまい、ちょっと頭が飽和状態になっている。それでも見たい番組は多すぎる。 3月31日にBSフジで放映された「村井邦彦の見果てぬ夢」をようやく見た。番組の内容は以下の通り(番組HPより)

国民の誰もが知る歌「翼をください」をはじめ、「エメラルドの伝説(ザ・テンプターズ)」「虹と雪のバラード(トワ・エ・モワ)」など数々のヒット曲、そしてYMO荒井由実などを世に送り出すなど作曲活動だけではなくプロデュースの面でも日本の音楽界に新しい風を送りだしてきた村井邦彦。また近年では、劇団スタジオライフと制作に取り組んだ『音楽劇・アルセーヌ・ルパン カリオストロ伯爵夫人』の音楽を担当するなど、活動の場を選ばず常に新しい音楽を生み出している。
今回番組では昨年12月に村井邦彦の音楽活動50年を記念して行われた『LA MEETS TOKYO』の映像をご紹介。村井と親交のある小坂忠吉田美奈子をはじめとしたアーティストや、ミュージカル界の若手・海宝直人、さらに生田絵梨花(乃木坂46)が村井邦彦の作品を歌いあげる。懐かしのあの名曲からミュージカルの楽曲まで…
日本だけではなく世界にも目を向け、常に新しいことにチャレンジする村井。日本の音楽シーンを牽引してきた彼が抱き続けている夢とは…?

【演奏曲】
翼をください(赤い鳥)
●虹と雪のバラード(トワ・エ・モワ
●エメラルドの伝説(ザ・テンプターズ
●或る日突然(トワ・エ・モワ
●懺悔の値打ちもない(北原ミレイ
●スカイレストラン(Hi-Fi Set
●美しい星(森山良子)
●音楽劇『アルセーヌ・ルパン カリオストロ伯爵夫人』ほか

これを読んだだけでも、どれだけ凄い方かというのは分かるだろう。73歳にして精力的に活動している姿は実に頼もしい限り。小学生の頃に聴いて感動した歌が「翼をください」と「虹と雪のバラード」だった。いまだに聴くと涙腺が刺激される名曲である。荒井由実、赤い鳥、トワ・エ・モワ、そしてYMOといまだに大好きで聴き続けている。

今回、ピアノを演奏している姿を見て、ミッシェル・ルグランみたいだと思った。もともとルグランを敬愛していたようで、曲想も含めてルグランに似てきたようである。

自分がルグランを聴くようになったのが、彼が作曲した「火の鳥」のレコードを買ってからである。1978年のことだ。当時、手塚治虫の漫画「火の鳥」が大好きだったという単純な理由で購入したレコードだった。それが一聴して、その流麗な音楽に魅せられてしまった。主題曲のみならず、彼の担当した映画のメドレーも含めて気に入ってしまった。その後、松崎しげるが歌ったカバーのシングルまで購入した。そしてルグランのサントラも「おもいでの夏」「シェルブールの雨傘」と次々に買うこととなった。

その「火の鳥」のレコードを発売したのが村井のアルファレコードだった。このレコードはなかなかCD化されず、ようやく昨年になってCD化された。長年、待っていただけに喜びもひとしおだった。

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また村井は「火の鳥」を監督した市川崑の「悪魔の手毬唄」の音楽担当でもあった。このサントラがまた素晴らしかった。自分にとっては映画も音楽も金田一シリーズの最高傑作だ。

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そして今年になって初めて見た倉本ドラマ「あにき」の音楽も村井だった。深川の路地裏を舞台にした人情話に似つかわしくない洒落たピアノ曲が印象的だった。このピアノを演奏していたのが羽田健太郎で、編曲が田辺信一だった。もう次々と好きな作曲家が連鎖していく。

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その倉本ドラマの前作が「前略おふくろ様」で、音楽を担当していたのが井上堯之だった。井上も村井も同じ頃にグループ・サウンズに携わっていた。本当にあの頃の音楽は最高だった。

そんな村井が作曲を学んだというのが東海林修。「さよなら銀河鉄道999」の音楽を手掛けている。個人的には映画も音楽も前作の「銀河鉄道999」には及ばなかったがサントラは購入した。なぜ1作目の出来が良かったかというと、それは監修として市川崑が参加していたからだろう。これもまた自分にとって忘れられない映画と音楽(青木望)である。