ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

映画「ピーチガール」

こちらでは台風の影響は雨ではなく熱風だった。雨は少しパラついただけで、焼け石に水だった。それなのにフェーンで気温は急上昇。週間予報を見ても晴れマークがずらっと並ぶ。さすがにウンザリしてしまう。

昨夜のドラマ「極道めし」第3話を見て、さらに暑苦しさはヒートアップ。フルーツの缶詰のエピソードに思わず喉を鳴らしてしまった。子供の頃、風邪で寝込むとよく桃の缶詰を食べさせてもらった。あの甘ったるい汁が熱っぽい体に染み込んでいく感覚が懐かしい。

たまたま映画「ピーチガール」を見たばかりだった。少女漫画が原作のありきたりのラブストーリー。2017年5月公開。主演は山本美月

f:id:hze01112:20190310125843j:plain

 映画では「桐島、部活やめるってよ」や「女子ーズ」が好きだ。ドラマでは「アオイホノオ」のとんこ役が最高だった。NHK版「64」では雨の中のシーンが実に印象的だった。個人的にはメーテルのイメージに一番近い。この映画では見た目は派手だけど真面目な女子高生もも役。その母親役が菊池桃子というのが楽しい。

映画では桃がそれなりに効果的に使われる。香水、花言葉、桃の花。「桃栗三年柿八年」というとすぐに原田知世主演の「時をかける少女」を思い出す。高校時代には橋本治著「桃尻娘」にも夢中になったものである。もちろん竹田かほりと亜湖が出た映画も忘れられない。

そういえばドラマ「高嶺の花」の石原さとみの役名も、ももだった。桃の花ことば「私はあなたのとりこ」「天下無敵」いかにも、ぴったりである。ちなみに山本の恋人役の父親として升毅が出演している。

実はこの映画を見たのは永野芽郁が出演していたのも大きい。この映画では山本のライバル役をリアルに演じている。今の朝ドラのプロトタイプみたいなものだ。それでも永野の魅力はそこにはない。同じ漫画原作でも「俺物語!!」や「ひるなかの流星」のようなヒロインが見たい。

そういえば「ひるなかの流星」の役名も、すずめだった。脚本の安達奈緒子は「コード・ブルー」と「透明なゆりかご」で大躍進。「俺物語!!」脚本の野木亜紀子のようになれるか注目である。