ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

「打上花火」

7月が終わる。あまりの暑さに頭も体も動かない。エアコンはフル稼働ながら、どんどんと疲労が蓄積していく。そうなるとテレビなど見る気にもなれない。ただ見たい番組がハードディスクに蓄積されていく。

音楽も聴く気になれない。しばらくアンプの電源を入れることもなかった。そうしたらリモコンの電池が液漏れをして壊れてしまった。もう30年ちかく使ってきただけにショックである。それでもアンプ本体が壊れた訳ではない。手動で利用することはできる。その都度、立って調整すれば良いことだ。

このところ便利さに慣れ過ぎて、あまりにも怠惰になってしまっている。音楽だったらiPodに収録したアルバムで十分すぎるくらいだ。最近ではCDを取り出すのも面倒くさかったりする。学生の頃は20分で立ち上がってレコードを裏返していた。このくらいのインターバルが必要なのかもしれない。今はただ音楽が頭の中を通り過ぎていくだけで、まるで記憶に残らない。あの頃の感性と集中力が懐かしい。

夏になると聴きたくなるアルバムがある。「打ち上げ花火、横から見るか、下から見るか」のサントラだ。岩井俊二監督によるドラマ版のもので、昨年公開のアニメ版ではない。REMEDIOSの音楽は郷愁に溢れ、聴くたびに胸が痛む。

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先日、WOWOWで初めてアニメ版を見ることができた。意外に悪くないと思った。大好きなドラマ版の主題歌「Forever Friends」が使われていたのが嬉しかった。それから広瀬すずが歌う松田聖子の「瑠璃色の地球」も印象的だった。ドラマ「anone」にも登場したウィンドファームの景観も美しかった。そして最後に流れる主題歌は「アンナチュラル」の米津玄師とDAIKOによるもの。こうした新しい歌に魅せられているうちは大丈夫だと思いたい。


DAOKO × 米津玄師『打上花火』MUSIC VIDEO