コナンという名前から想起される人物は世代によって違うだろう。シャーロック・ホームズで知られるコナン・ドイル。シュワルツェネッガーが演じた映画「コナン・ザ・グレート」。最近では映画も大ヒット中の漫画「名探偵コナン」が有名だろう。
しかし、自分にとってのコナンはやはり宮崎駿が手がけた「未来少年コナン」だ。NHKで放映されたのが1978年だった。NHKが初めて手掛けたアニメ作品として話題になった。
自分も初回からすぐに夢中になった。毎週火曜日の7時半が待ちきれなかった。当時はビデオデッキがなかったから、放送時に見るしかなかった。ところが、その放送日と修学旅行が重なってしまった。
さて、どうするか。同級生から離れて一人でテレビを見るために仮病を使った。そこまでしても見たかった。それくらい面白かった。
翌年には「機動戦士ガンダム」も放送が始まったが、「コナン」には及ばなかった。それから40年。多くのアニメーションを見てきたが、NO.1の座は揺るがない。当然、DVDで全巻揃えて何度も見た。
何度見ても飽きることはない。今、WOWOWでも放送40周年記念として放映中だ。当然、録画してまで見ている。それなのにまだBlu-rayが欲しかったりする。あの頃のわくわく感は未だ健在だ。
音楽担当は池辺晋一郎。シンセサイザーの響きが新鮮だった。1975年放映の少年ドラマシリーズ「なぞの転校生」も大好きだだったが、コナンと同時に担当していた「黄金の日日」のテーマ音楽が最高だった。
当時は「太陽にほえろ!」も放映中。音楽を担当したのが大野克夫。テーマ音楽を聴くと今でも燃える。
その大野が音楽を担当している「名探偵コナン」も見始めてしまった。これまで野沢尚が脚本を担当した「ベイカー街の亡霊」だけは見ていた。今回、とりあえず前半10本を見てみた。やはり、「ベイカー街の亡霊」(2002)は最高だ。
次いで、その前作「天国へのカウントダウン」(2001)
そして次作「迷宮の十字路」(2003)に魅せられた。
残りは少しずつ見ていきたい。