ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

映画あれこれ

このところドラマばかり見ているので、なかなか映画が見られない。WOWOWでも見たい作品が毎日のように放送されているのに、困ってしまう。それでも無理に見ようとしても、見るのがしんどかったりする。ドラマの45分に慣れてしまうと、90分の映画さえ長く感じてしまう。ドラマの余韻が深いと、すぐに次の作品という訳にはいかなくなる。そうして、どんどんと未見の作品がたまっていく。そろそろ、あれもこれもと手を伸ばすのが難しくなってきたような気がする。

面白かった映画の続編ですら、見るのが大変だ。例えば「スパイダーマン」。サム・ライミ監督による3部作はすべて映画館で観ていて大好きな作品だ。次の「アメージング・スパイダーマン」2部作もそこそこ面白い。「スパイダーマン・ホームカミング」も見ることはできた。だけど「アベンジャーズ」まではとても追うことはできない。動体視力が衰えているので、CGの動きについていけなくなってきた。

アクション映画もテレビで見るのは少々きつくなってきた感じがする。「ボーン・アイデンティティ」から始まる3部作は映画館で観た。しかし、久々の新作「ジェイソン・ボーン」は物語に没入できなかった。「ジョン・ウィック」も1作目は面白かったが、2作目はすでにマンネリのような気がした。

そんな中で例外的に面白かったのが「ベイビー・ドライバー」だった。カーアクションよりも音楽の使い方にしびれた。主人公がiPodを使う姿がカッコいい。ウォークマン世代としては、主人公が音楽に接する姿に魅せられてしまう。アクションシーンにFocusの「悪魔の呪文」が流れるだけで熱くなってしまった。情けないことにタイトルがサイモンとガーファンクルの歌だったのは忘れていた。エンド・クレジットで流れた時に気づいた。「ファントム・オブ・パラダイス」の大ファンとしてはポール・ウィリアムズの出演が嬉しかった。御年77歳、元気そうで何よりである。

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