テレビは深夜番組が面白いのは昔も今も変わらない。NHKだって例外ではない。なんたって、あの「進撃の巨人」のSeason３をやっているのだ。長濱ねるの「ねるねちけいONLINE！」も面白かった。その長濱ねるにも似ている小芝風花が出演した番組「崖っぷちの淵子！」を見た。
小芝が演じたのは広告代理店に勤める可愛くて要領のいい女子社員。しかし、彼女は主役ではなくて憎まれ役。主役はそんな彼女に翻弄される崖っぷち女子。要領が悪くて損ばかりしているが、仕事はできる真面目な女子。演じた岸井ゆきのが魅力的だった。
「真田丸」では秀次の娘で、信繁の側室になった隆清院を演じて強烈な印象を残した。たびたびドラマや映画でも見かけるが、まだまだ無名な存在だ。それが１０月からの朝ドラ「まんぷく」に出演するとのことで楽しみだ。
とにかく今の朝ドラはただ早く終わって欲しい。まさか永野芽郁が主演の朝ドラでこんな気持ちになるなんて思いもしなかった。永野にとっては、まさに崖っぷちドラマになってしまった。このコント風ドラマよりも共感できない朝ドラって何だったんだろう。
現実でも番組に登場したような崖っぷち女子には事欠かなかった。職場にそうしたアラサー女子が多かった。それでいて同世代の男性が少なかったから、たびたび宴席に呼ばれ愚痴を聞いた。その話は番組の内容とそんなには変っていない。新橋駅前の風景も変わらない。ニュー新橋ビルがなくなったら少しは変わるのだろうか。
かつて見ていた「サラリーマンNEO」や「祝女」といったコント番組が懐かしい。野間口徹など隔世の感がある。それだけに、この番組もレギュラーで見てみたい。
