ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

夏の総括

今日も雨。そして台風接近中。体調が心配だ。

豪雨、酷暑、台風、極端な気象に苦しめられた夏だった。朝から深夜までエアコンがフル稼働。冷房が苦手な自分にとっては初めての事だった。まだ過去形にするには早いが、異常な夏だった。

今月は珍しく毎日のようにブログを更新した。書きたいことが色々とあった。内容はともかく、書くことが楽しかった。

予想以上に夏のドラマが面白かった。特に今夜放送のNHK「透明なゆりかご」とテレビ朝日「dele」に魅せられている。どちらも淡々とした日常描写と、物語に寄り添う音楽が素晴らしい。自分にとってはストーリー以上に重要な要素だったりする。

それだけに感想を書くのは難しい。前回の「dele」は菅田将暉橋本愛山田孝之柴咲コウが延々と話し続けるだけ。その会話の中から、それぞれの過去が浮かび上がってくる。本筋はどうでも良くなってくる。見てない人にその魅力を伝えるのは難しい。自分の中だけで完結してしまうところもある。

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それに対して「透明なゆりかご」は広く見て欲しいと思ってしまう。何とかして自分の感動を伝えたいという思いに駆られてしまった。だけど思いは募れども、それを書くのはやはり難しい。

ネットには多くの言葉が溢れている。この優れた二つのドラマをきちんと伝える文章も多くなってきた。それらを読むのも実に楽しいものである。

これまで自分の文章が人に読まれるということを意識することはなかった。それでもブログを公開するということは少なからず人に読まれることを意味する。それが自分であっても、そうだ。 

マイナーブログであっても、ネットの世界では同じ言葉の一つに過ぎないが、その文章が検索によって読まれることはまずない。それでも書いた本人ならば、言葉の合わせ技で検索することができる。広大な砂漠の中から一粒の砂を探り当てることができる。これが意外に楽しい。

「透明なゆりかご」と「dele」で検索すると自分の文章が見つかる。この二つの組み合わせで検索する人はまずいないだろう。だいたい、この二つのドラマを合わせて書くこと自体、珍しい。珍しいからこその発見である。それでも、ちゃんとそうした人は存在する。そうした方の文章を読むことも実に刺激的だったりする。

この夏はそんなブログの楽しみも味わうことができた。9月になると夏ドラマも最終回を迎える。それらを見届けたら、少しテレビからは離れたいと思っている。読みたい本がたまっているので久々に読書の秋にしたい。