ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

映画「ラストコンサート」とレコード

久々の秋晴れで、ホッとする暖かさ。それでも外出せずに、のんびりとラジオを聴いている。祝日のお楽しみ、NHK-FMの「今日は一日○○三昧」があるからだ。

今日はアナログ・レコードの特集だ。自分も最近、またアナログレコードを聴き始めたので、トークを含めて楽しんでいる。そうは言っても、いわゆるオーディオ・マニアではなく、単なる音楽ファンに過ぎない。ハードは写真のように至ってシンプル。

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中高生の頃に集めたレコードがまだ現役で残っている。ほぼCDに買い替えたが、まだCD化されていないレコードもそれなりにある。ただ愚かにも当時の帯はすべて破棄してしまった。こんなものはアートワークを汚すものだと思っていた。当時からレコードをインテリアとして飾っていたのだ。今でも至る所に置いてある。

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まさか帯にプレミアが付くなんて思いもしなかった。先見の明がなかったとしか言いようがない。最近ではamazonでレコード保護袋を購入して入れ替え作業をしている。見た目が新品同様になって嬉しくなってくる。まさか、ここまでレコードが長寿だとは思わなかった。

カセットテープもしかり。当時エアチェックしたテープがちゃんと聴ける。それに対してデジタル・メディアは心もとない。90年代に愛用していたDATなどはハードが生産中止で聴くことができない。MDはまだ大丈夫だが、長いことはないだろう。

映像メディアも同様だ。未だにビデオテープは普通に見られるが、LDはハードが心配だ。DVDは大丈夫だろうが、BDになると少々心配になってくる。HDDもmaxellのiVを愛用しているが、ハードが生産中止になってしまった。今のハードが壊れてしまったら、貴重な番組が見られなくなってしまう。

何ともはかないものである。いずれにしても永遠のものはない。あと10年は大丈夫だろうが20年後は分からない。

そう考えると40年前に購入したレコードが普通に聴けるって凄いことだ。そのうえCDよりも音が良かったりする。思い出も鮮明に甦る。

9月末に記事にした「ラストコンサート」もそうだ。カセットテープから始まり、CDも購入したが、レコードが一番だ。当時、同時上映だった「カサンドラ・クロス」と共に未だに愛聴盤だ。

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当時は邪魔だと思ったセリフが実に印象的だ。映画そのものを見直すよりも当時の感動が呼び覚まされる。その素晴らしい音楽を作曲したチプリアーニも先月に亡くなってしまった。CDは国内で3回発売されたが、またもプレミアが付いてしまっている。今月末には廉価版のBlu-rayが発売になる。

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特典がどうなるか分からないが、購入は迷うところ。2004年のクリスマスイブに初DVD化された時に購入しているからだ。上野樹里横沢啓子の吹替が収録されている。「スイングガールズ」公開時の上野は魅力的だった。またしても映画が見たくなってしまった。

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Stelvio Cipriani 映画「ラストコンサート」 Dedicato a una stella