ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

瀬戸康史と気になる女優

雪が降り続いている。最高気温は2度。ストーブがあっても寒い。先週は自転車に乗っていたのに、一気に真冬になった。寒暖差が大きすぎて体がすぐに順応しない。暑いのは嫌だが、寒いのはもっと嫌だ。

そんな寒い日でも、朝はしっかり起きて朝ドラを見る。その「まんぷく」に昨日から藤本泉が登場した。神部(瀬戸康史)とタカ(岸井ゆきの)の恋路を揺るがす存在だ。本筋ではないだけに、どの程度の描かれ方になるのか分からないが楽しみだ。

藤本は8月に「ラストチャンス」の記事で取り上げたばかり。岸井とともに、これからが楽しみな女優だ。その二人が恋のライバルになるなんて、それだけでワクワクしてくる。

それにしても今年の瀬戸の活躍はめざましい。1月の「海月姫」で芳根京子の相手役から始まり、7月には「透明なゆりかご」で清原果耶を見守る存在になり、10月からこれって羨ましい限り。

今、再放送中の朝ドラ「あさが来た」でも後半になって登場する。その妻になるのが宮嶋麻衣だ。「ちりとてちん」以来、大阪制作の朝ドラでお馴染みの顔である。

なお、ヒロイン波瑠の娘役で小芝風花、その友達として吉岡里帆も出演する。それから昨年公開された映画「ミックス。」では新垣結衣永野芽郁とも共演。もう、個人的には気になる女優のオンパレードである。

その新垣が主演したドラマ「獣になれない私たち」が終わった。残念ながら視聴率はパッとせず、あまり盛り上がらなかった。それでも個人的には十分に魅力的なドラマだった。ストーリーとしての面白さや、キャラクターの魅力だけではないドラマの楽しみがあった。それは同時代を生きている人々のささやかな日常を垣間見ることだ。ネットではリアルすぎて見る気になれないといった声もあったが、当然だろう。

どんな人でも、それなりに重い現実を背負っている。それを一瞬でも忘れたくてドラマを見る人も多いはずだ。自分だってそうだ。その一方で、そうした現実を共有したくて見るドラマもある。自分だけではないんだって思うことで救われることもある。そこにはハッピーエンドというファンタジーはない。あるのはほんの少しの変化であり、小さな一歩でしかない。それでも、その姿に励まされたりもする。

会社を辞めるということは小さなことではないかもしれない。ただ、そこに至る道程は小さな決断の積み重ねである。ドラマはアパートの更新をどうするかってことから始まった。そこから様々な決断が描かれた。リアルでも経験してきたことが多いだけに、鐘の音のように心に響いた。

個人的には田中美佐子が演じた女性の決断が忘れられない。小浜から藤沢へ行くことは、裏から表に出ていくことでもある。そんな少女時代の決断が短い描写の中で印象的に描かれた。小浜と言えば朝ドラ「ちりとちん」で宮嶋麻衣を見初めた舞台でもある。その田中の少女時代を演じたのが森七菜だった。芳根京子が主演した「心が叫びたがってるんだ。」で映画初出演。ドラマW「イアリー」では山田杏奈と共演。山田は清原果耶が出た「セトウツミ」で車椅子の少女を演じて印象的だった。そして森は新海誠の新作「天気の子」でヒロインの声を演じることが決まった。上白石萌音のような存在になれるか楽しみである。

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