ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

ドラマ「アンナチュラル」第4話など

「アンナチュラル」第4話は定番の子供目線の泣けるストーリー。父親の死の真相を明らかにするために息子が職場の同僚たちと奮闘する。次第に明らかになるブラックな職場の実態。母親役の薬師丸ひろ子が弁護士として活躍する。

死因が過労死、事故死、病死かによって責任の所在が変わってしまう。それ故に司法解剖が重要というのは、これまであまり意識してこなかった事実だ。単なる交通事故では済まされない重い問題があるのだ。ワンマン社長に抗議する社員という結末はありきたりながら感動的だった。

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「カルテット」第2話も安定の面白さ。松田龍平の背景が明かされる。松に恋して、同僚とは気楽な付き合いを続けてきた。その同僚が結婚することになって気持ちが揺れ動いていく。寒い夜明け前のべランダでラーメンをすする。これが二人のクライマックスってのが印象的だ。偶然か運命かとのやりとりも面白かった。

映画では「エターナル・サンシャイン」をようやくみることができた。これも記憶を巡るストーリー。相手の記憶を消すことができるシステムが発明されたという前提だ。2人の恋の記憶を遡りながら、それが少しずつ消えていく。お互いのエゴがぶつかり合いながらも、それを愛おしくも思ってしまう。そんな恋愛感情の複雑さが心の中のカオスを生み出していく。なんとも滑稽でありながらも、どこかピュアでもある。そんな二人の関係が面白くも印象的だった。