ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

PlayerからReaderへ

毎年のことながら、この寒暖差には参る。一昨日は21度、昨日は12度、そして今日は4度が最高気温だ。明日も雪との予報が出ている。こうなると炬燵から出られなくて困ってしまう。

それでも映画を見ることができた。それぞれが面白くて、時間を忘れて見続けることができた。最近は最初の10分で挫折してしまうことも多い。途中で早送りしてしまうこともある。それでも昔のビデオと違って、音声は聞き取れる。便利にはなったが、これで見たことになるのかは疑問ではある。それだけに、最後まで普通に見終わることができただけでも特別である。

 

まずは久々のスピルバーグ作品「レディ・プレイヤー1」 

昨年4月の公開だが、とにかく早く見たかった。エンタメ印のスピ映画として大満足。最近はVFXの映像にも食傷気味だったが、これは素直に凄いと思った。ガンダム等のキャラに馴染みがあるというのは大きい。「サタデーナイト・フィーバー」や「シャイニング」等の映画もそうだ。音楽も同時代に聴いてきたものばかり。小ネタ満載でありながら本筋がしっかりしているのでブレがない。日本人の少年が大活躍するのも嬉しい。スピ映画に胸躍らせた青春時代が甦ってきた感じ。これはもう何度でも見たくなる。

スピ作品を劇場で観たのは2008年の「クリスタル・スカルの王国」までだ。そこまでは「続・激突!/カージャック」から全作、映画館で観ている。それ以降は「ブリッジ・オブ・スパイ」しか見ていない。個人的には「1941」「魔宮の伝説」「A.I.」あたりが好み。そこに本作が加わった。

f:id:hze01112:20190323161900j:plain

次に「愛を読むひと

原題はThe Reader、「朗読者」が原作。PlayerからReaderということで強引に関連付けてしまうと少年の成長物語。本にはスピが映画化した「タンタンの冒険旅行」も含まれていた。チェーホフの「犬を連れた奥さん」も出てくる。個人的には映画「黒い瞳」がフランシス・レイの音楽とともに忘れられない。

f:id:hze01112:20190323163654j:plain

この映画ではやはりケイト・ウィンスレットが素晴らしい。あの「タイタニック」から10年でこの成長は凄い。アカデミー主演女優賞も納得だ。まさか、このような展開になるとは思いもしなかった。少年は成長してレイフ・ファインズに交代。「シンドラーのリスト」を思い出さずにはいられなかった。

監督はスティーブン・ダルドリー。「リトル・ダンサー」「めぐりあう時間たち」と映画館で観て、サントラも購入。また1本、忘れられない映画が加わった。

f:id:hze01112:20190323165521j:plain