ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

大草原の小さな家「旅立ち」

今日も雨。そして寒い。先日までの暑さが嘘のように、寒さに震え続けた。片付けたコタツが恋しくなってしまうほどだ。首の凝りも一向に良くならない。腰も痛んで、ベッドに横になるのも一苦労だ。なんだか全身がボロボロ状態である。

 そんな日の朝。例によってBSプレミアムで「なつぞら」を見終わったら、懐かしいドラマが始まった。大好きだった「大草原の小さな家」である。このプロローグは見たことがなかった。

新たな土地を目指して苦難の旅を続けて、ようやくたどり着いた土地での日々。家を建てるところから始まって、狼やインディアンとの対峙がありながらも、少しずつ生活が安定していく。それなのに政府の方針が変わり定住権が得られず、再び安住の地を求めて旅立つまでが描かれた。

もう、映画一本を見たかのような満足感があった。懐かしい登場人物たちとの再会だったが、吹替が新しくなっていたので違和感があった。それに当時はローラたちの年齢に近かったのに、今や両親の年齢を上回ってしまった。そのため見る視点も変わってしまったが、それが新鮮でもあった。

初め、キャロライン(母親)がエドワーズを毛嫌いしていて、クリスマスの夜の出来事がそのわだかまりを溶かしていくところなど印象的だった。かつては完璧な母親像として映っていたが、ここには夫を支えながらも恐れと不安で悩み続ける姿があった。

ただ、チャールズ(父親)の逞しい姿は当時とそんなに変わっていなかった。その開拓者の姿は「なつぞら」の草刈正雄にも重なった。かつて、北海道でも同じような苦難の日々があったのだ。できれば、手塚治虫原作の「シュマリ」のようなドラマも見てみたい。

大草原の小さな家」は1975年から1982年にかけて放送された。自分にとっては小学生から高校生までの期間にあたり、けっこう熱心に見ていた。その後の展開もだいたい覚えている。それでも、今回のようにエドワーズとの出会いについては知らなかった。当時の吹替だった金井大の声と共に印象的なキャラだった。ちなみに、その後に結婚する女性の声を演じたのが昨日記事にした此島愛子だった。

声優にも思い入れがある。柴田 侊彦に日色ともゑの声のなんて素晴らしかったことか。今回の森川智之も悪くないが、マシュー・モリソントム・クルーズあたりを連想してしまう。それでも美しい画面で見直せる喜びは大きい。BSプレミアムでは第1シーズンだけみたいだが、全部見たい。

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