昨夜の大河「いだてん」は感動的だった。アバンでの萩原健一が演じた高橋是清の存在感から始まって、本編ではアムステルダムでの人見絹枝の活躍が描かれた訳だが、演じたダンサーの菅原小春の凄みは圧倒的だった。100メートルでは4位に終わってしまい、これでは日本に帰れないと800メートルに出たいと申し出る。その苦渋の選択と覚悟。その結果としての銀メダル。その過程が、臨場感たっぷりに描かれて涙腺を刺激。そこに至るまでの多くの人の思いを知るにつけ、その偉業には頭が下がる。それが次に有森裕子の銀メダルに繋がったというのも凄いことだ。