ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

「天国と地獄」(ヴァンゲリス)

今はドラマについての記事が多いが、音楽についても書きたいことが沢山ある。注目記事の中で異質なのが「ジョン&ヴァンゲリス」の記事だ。「大草原の小さな家」の記事に挟まれて居心地が悪そうだ。内容も大したことがなく、ちょっとした音楽の思い出を書いているだけである。それだけに、すぐに注目記事からは消えると思っていたのに、しぶとく残り続けている。タイトルを検索しても見つからないのに、検索流入があるのが不思議だったが、どうやら動画検索でアクセスされているようだ。

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音楽の記事をいくら書いても、その曲を聴いたことのない人には伝わらない。でも、YouTubeを貼り付ければ一発で伝わる。記事は、それを補足するだけになってしまう。それで良いのかとも思うが、仕方がない。

音楽についての知識も教養もないので、音楽そのものについて書くのは難しい。書けるのは、聴いて何を感じたかといった事くらいである。だから、音楽について書く時は思い出が中心になってしまう。そうなると、すでに多くが語られているから、その記事が読まれることは難しい。それでも、こうして読まれることがない訳でもないから面白い。

多くの人にとって、注目記事の「ローラの祈り」と「ジョン&ヴァンゲリス」には何の関連もないように思えるだろう。ドラマと音楽の違いこそあれ、時代は1975年で、内容もスピリチュアルとヒーリングで共通するのだ。そこで、久々にヴァンゲリスが1975年に発表したアルバム「天国と地獄」を聴いてみたら、「ローラの祈り」を見た時と同じような気持ちになった。

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天国と地獄(紙ジャケット仕様)

天国と地獄(紙ジャケット仕様)

 

初めて聴いた当時は、それこそ宇宙的なイメージが強かったが、年を重ねた今は宗教的なイメージを強く感じてしまう。モーツァルトなどが作曲した「レクイエム」と同じような感じがする。それだけ死というものが身近になったということでもある。美しさの中に畏れみたいなものを感じてしまうのだ。それを言語化するのは難しいが、それこそ信仰みたいなものかもしれない。


VANGELIS - Heaven and Hell - Cosmos