ささやかな日常の記録

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【備考】「大草原の小さな家」シーズン1総括

BSプレミアムで放送されていた「大草原の小さな家」のシーズン1が終わった。シーズン2の放送予定はないようだが、将来的には分からない。Eテレでは不定期にその魅力を伝える「大草原の小さな家ミニ」が放送中で、ほぼ見ることができた。案内は「北の国から」の蛍役で知られる中嶋朋子。内容は次の通り。

①声優が語るドラマの魅力◎

②ドラマの原作

③ドラマの舞台ウォルナット・グローブ

④主人公インガルス一家 ~チャールズ~〇

⑤主人公インガルス一家 ~キャロライン~◎

⑥主人公インガルス一家 ~ローラ~◎

⑦愛すべき隣人たち

⑧個性豊かなオルソン一家◎

⑨料理で楽しむ物語〇

⑩ドラマの背景 ~西部開拓時代~◎

◎は録画したもの、〇は見たもので、見てないのが3本。そのうち②は今月22日午前5時55分から放送予定なので、忘れずに予約しようと思う。

わずか5分ながら、きちんと魅力が伝わる。できれば1時間くらいの特集番組として見たいくらいだ。その内容は今でも十分に魅力的だし、示唆にも富んでいるのでEテレで全シーズン放送しても良いと思う。

そう思うほどパイロット版を含めたシーズン1は面白かった。初めて見るエピソードばかりだったので、年を忘れて楽しむことができた。初放送時はローラとネリーのエピソードを中心に楽しんでいた記憶はあるが、ここまで大人も楽しめる内容だったとは思っていなかった。良い映画と同じように、良いドラマも年齢と共に色々な見方ができるということだ。

そんな魅力的なエピソードの数々がタイトルからも伝わってくる。原題との違いも興味深く、書きたいことは色々とあったが、なかなか思うようには書くことはできなかった。それでも、後半は書き続けることができたのは自己満足ながら良かったと思う。今回の放送内容は次の通り。

旅立ち(6/8)●

すばらしい収穫(6/15)

わたしの母さん(6/22)

遠くで働く父さん(6/29)

エドワーズおじさんがやってきた(7/6)

ローラの初恋(7/13)

おめでとうエミーおばあさん(7/20)

オルガの靴(7/27)●

母さんの休暇(8/3)

母さんの教室(8/10)

あらいぐま見つけた(8/17)

ジョーンズおじさんの鐘(8/24)●

メアリーの失敗(8/31)●

ローラの祈り(9/7)●

プラム・クリークのクリスマス(9/14)●

オルソン家の出来事(9/21)●

イカー先生のロマンス(9/28)●

サーカスのおじさん(10/5)●

救われた町(10/12)●

ジョンおじさんの悲しみ(10/19)●

ジョーの約束(10/26)●

吹雪の中(11/2)●

ジョニーの家出(11/9)●

父さんの友情(11/16)●

( )は放送日、●は感想を書いたもの。

今となってみれば、最初から簡単な感想でも書いておけば良かったと思うが仕方ない。まさか、ここまで書き続けることができるとは思っていなかった。多くの記事がインデックスされたことも大きかった。そのことについては先日、書いたばかりである。

それから半月が経って、少し変化があった。これまでインデックスされていなかった記事も、最初の「旅立ち」を除いて全てインデックスされてしまった。ほとんど動きのなかった注目記事にも変動があった。まるでロウソクが燃え尽きる前のようである。

ロウソクといえば「おめでとうエミーおばあさん」の回で時間経過をロウソクの長さで表現するという印象的なシーンがあった。

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実はこの回だけ放送では見ていなかった。それを今回、DVDで遅ればせながら見ることができた。画質は落ちるが、昔の吹替だったので懐かしかった。やはり、ローラもメアリーもずっと子供らしい声で、これはこれで見る価値はあると思った。

内容も老人の孤独をテーマに、生前葬を計画するというブラック・コメディになっており、笑いながら死をも考えさせる内容に唸ってしまった。通夜が誕生パーティに早変わりする場面展開の鮮やかさも見事だった。チャールズがバイオリンを弾きながら、ベイカーに「うちのかみさんと踊ってもいいよ」って言うのも可笑しかった。そのキャロラインが、嘘をつくことに抵抗感を持ちながらも協力していく姿も魅力的だった。

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当初は、あらすじを読んでも興味を魅かれなかったのに、いざ見てみると現代的なテーマをコメディとして描いた作劇の見事さに魅了されてしまったのだから分からないものである。こうなると、やはり1話たりとも見逃せない。

そんな訳で、DVDボックスを購入した。これでシーズン2以降も見ることができるが、見たばかりのシーズン1も昔の吹替で見直したくもあり、時間がなくて困ってしまう。それでも、これでいつでも見ることができるので、少しずつ楽しみたいと思う。

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昔を知る者には、シーズン1全24話収録で5千円でも十分に安いと思うが、Amazonでは信じられない価格で販売中である。

その荷物が届いた日は、個人的に忘れられない日になった。初めてヤマト運輸との配送トラブルがあった。そんなドタバタの中、飼い猫が家から脱走した。興奮状態にある猫をようやく捕まえたら、思い切り手を噛まれて血だらけになった。その日の夜、頭痛と発熱で眠れず、手も腫れあがってしまった。飼い猫とはいえ元は野良猫である。十数年ぶりに病院へ行く羽目になってしまった。幸いにも薬で治すことができたが、改めて動物との関わり方を考えざるを得なかった。まるで「あらいぐま見つけた」みたいな経験だった。現在、地元では熊の被害が頻発している。熊に噛まれる恐ろしさを、少しリアルに想像できるようになってしまった。

そういえば昔、「グリズリー」という映画を映画館で観たことを思い出した。ドラマと同じ頃に観た映画も忘れられないものである。

グリズリー [DVD]

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