ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

大草原の小さな家「いつわりの友情」(2-13)

ようやくBS4Kでの放送に追いついた。これで毎週、順番通りに見ていくことができるようになったが、残念ながら4K版は録画ができない。今はまだ4K放送が録画できるレコーダーは4Kテレビよりも高額なのだ。それに容量が大きい4K番組を録画して残したいとも思わない。リピート放送ばかりの現状では、リアルタイム視聴で十分である。

しかし、「大草原の小さな家」の放送は水曜日だけなのがネックである。本放送が夜の9時半からで見逃す確率が大きい。翌週の朝、6時と7時、そして昼前の11時にリピート放送があるが、決して見やすい時間帯ではない。個人的にはBSプレミアムで放送していた土曜の朝が一番見やすい時間ではある。

そこで、このままDVDで見ていくことにした。画質は思ってたほど気にならないし、何よりも懐かしい昔の吹替えがしっくりとくる。当時カットされた場面が興味深いし、そこで流れる原語も楽しい。ただ困るのは、つい続けて見てしまうことである。こうなると記憶がどんどんと上書きされてしまい、感想を書くのが難しくなってしまう。

シーズン1のように本放送を見た後、すぐに感想を書くのが理想ではあるが、時間的に難しい。特に夜の放送は見た後、すぐに寝てしまうから無理である。それでも簡単なメモ程度なら書ける。これまで書いてきたシーズン2の感想がそうである。もっとじっくりと書きたい気持ちはあるけど、すぐに書かないと忘れてしまう。

それでもシーズン1のような濃いストーリーは減っていくから問題ないかもしれない。ローラとメアリーが成長するにつれ、学校内でのストーリーが増えていく。当時はそれが楽しかったが、大人が見るには物足りなくもある。今回も、そんなローラとネリーの小さな恋の物語。

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邦題の「いつわりの友情」とはローラとネリーの関係のこと。科学好きの少年を好きになった二人が、どのような行動を取るのかが見もの。ローラが雷の実験をする少年の助手になって一歩リードしたところで、ネリーが取った作戦こそが邦題の由来である。

そこに登場するのが当時発明されたばかりの蓄音機。日本では古いレコードプレイヤーというのが一般的だろうが、英語でのPhonograph、Gramophoneは録音機を意味するようだ。原題のThe Talking Machineも直訳すれば「話す機械」となる。物語でもオルゴールのような録音機として登場する。

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これを手に入れたネリーは、ローラを部屋に誘って、恋愛トークをさせて、ウィリーにそっと録音させる。その録音を何に使うかは想像に難くない。今でも、こうした卑劣な行為はドラマなどでよく描かれる。それが、その時の最新の機械で行われるというのは時代が違っても同じである。

それにしても今回はローラの繊細さが印象的だった。ネリーの偽りの友情をすぐに信じてしまい、裏切られて悲しむ。ネリーの部屋に入ったのが久々といったセリフがあったが、思い出されるのはあの「オルガの靴」での誕生日のエピソード。あの頃はまだ男勝りだったが、やはり少しずつ成長しているということだ。メアリーとの寝床でのトークもだんだんとオトナじみてくるのが楽しい。

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そんな恋の顛末がどうなるか。黒板に書かれたハートマークにはドラマと同じように騙されてしまった。今では、ネリーの偽りの微笑みにも魅力を感じてしまう。

エイジアの「偽りの微笑み」も大好きな歌である。


Asia - The Smile Has Left Your Eyes [Live VH1 2006] (John Wetton)

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