ささやかな日常の記録

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【大草原の音楽】1「イッツ・ア・ビューティフル・デイ」

音楽には気持ちを高揚させる効果とリラックスさせる効果がある。若い頃はロックを中心に高揚する音楽を好んだが、最近はリラックスする音楽を好んで聴いている。

そんな音楽を聴いていると大自然のイメージが浮かぶことが多い。大自然と言えば当ブログでは「大草原の小さな家」ということになる。

残念ながら「大草原の小さな家」のサントラは発売されていない。それでも今ではYouTubeでテーマ曲は、こんなにも美しい映像付きで聴くことができる。


Little House on the Prairie 1974 - 1983 Opening and Closing Theme (With Snippet) Blu-ray

子門真人が歌った日本語版主題歌も聴くことができた。素晴らしい歌唱だったが、残念ながら当時の記憶はない。カバーだったら色々とありそうだが、これも楽しい。


大草原の小さな家/栗コーダーカルテット

でも、コレクターとしてはジャケットのあるアルバムが欲しいところ。ネットを見ていたら、このアルバムに目が留まった。 

大草原の小さな家

大草原の小さな家

 

 もう中古でしか手に入らないようだが、気になるのは内容よりもジャケットの方である。草原に立つ女性の姿は、いかにも「大草原の小さな家」の世界観に相応しい。

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でも、これはロックファンなら知る人ぞ知るアルバム・ジャケットのオマージュである。このアルバムでは2曲目のタイトルにもなっているから、狙ってやっていることだと思う。

イッツ・ア・ビューティフル・デイ (紙ジャケット仕様)

イッツ・ア・ビューティフル・デイ (紙ジャケット仕様)

 

 まさにタイトル通りの美しいジャケットに魅せられてジャケ買いした1枚だった。内容は60年代末のサイケ色が濃いが、あのディープ・パープルの「チャイルド・イン・タイム」の元ネタ的な曲があったりとバラエティに富んでいて楽しいが、やはりジャケットの魅力には敵わない。

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作者はケント・ホリスターという人物だが、これにも元ネタがあったようだ。 マックスフィールド・パリッシュの「エクスタシー」という作品だ。

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これがまた素晴らしい作品で、イメージはどんどんと膨らんでいく。まさに成長した「ローラの祈り」みたいである。 「パリッシュ・ブルー」と言われるだけあって、とにかく青色が印象的である。

パリッシュは1870年生まれでキャリーと同じである。こうして国民的イラストレーターの作品が国民的ドラマにつながるというのも面白いものである。


Its A Beautiful Day - "Hot Summer Day"