昨日は一日雪が降り続いたが、気温が高めだったので、それほど積もらなかった。それでも外は雪景色に変わってしまった。
「大草原の小さな家」で雪のエピソードというと「吹雪の中」がすぐ思い出される。
この回を見て思い出した映画がタランティーノ監督の「ヘイトフル・エイト」だった。この映画で音楽を担当したエンニオ・モリコーネがアカデミー賞を取ったことでも知られている。
当然サントラCDも購入した。雪景色のジャケットが印象的だが、インナーの写真も素晴らしい。駅馬車が雪原を走るシーンの一部で、この先にも馬が映っている迫力あるパノラマ写真になっている。これだけでもCDを買う価値がある。
西部劇に雪景色というのもアンマッチな感じであるが、当たり前のように雪は降る。広大な西部での雪景色は圧倒的に素晴らしかった。モリコーネの劇伴も力強いものだったが、往年の傑作群と比べると物足りない。
モリコーネが担当したマカロニ・ウェスタンで個人的に一番好きなのが1969年に日本で公開された「殺しが静かにやって来る」である。唯一劇場で観たマカロニ映画であるが、当然リアルタイムではなく1995年にリバイバル公開された時である。
とにかく、あまりの凄さに圧倒させられたことをよく覚えている。その残酷描写以上に雪景色とモリコーネの音楽の美しさが印象的だった。当時、サントラCDがキング・レコードから発売されていたので購入した。そのあまりにも美しい音楽に魅せられて、モリコーネのサントラ収集という泥沼にハマっていくことになった。
Il grande silenzio (1968) - Music by Ennio Morricone
先日もBSで放送されたので久々に見直したが、それ以来サントラを聴き続けている。「大草原の音楽」には外せない一枚である。