ドラマ「大草原の小さな家」はNHKで1975年から1982年にかけて放送された。1982年に上京して一人暮らしを始めたので、ほぼ自分の中高時代に重なる。初めてレコードを買って聴き始めた時期でもある。この時期に自分の音楽的嗜好も決まったとも言える。「大草原の音楽」とは、そんな時期的な意味もある。
初めて買ったレコードはサントラ盤の「JAWS」だったが、洋楽はABBAの「Arrival 」だったと思う。1977年に購入していると思うが、日時は覚えていない。
テレビでDancing Queenを聞いて、一発で気にいった記憶がある。それからレコードを何度も聴いて、その他の歌もお気に入りになった。そのキラキラとしたサウンドは青春の輝きであり、ローラとメアリーの恋にも重なった。
そんな中でB面の最後の曲Arrival に魅せられた。歌のないインストルメンタルだったのでイメージが膨らんだ。まるでスコットランド民謡のバグパイプのような響きに、ジャケットのような大草原の雄大な景色が目に浮かぶようだった。後にマイク・オールドフィールドがカバーしているが、彼の音楽も大好きだ。
CDも購入したがボーナス・トラックが追加されたので、Arrival で終わる余韻がなくなってしまった。
Arrival - Mike Oldfield / ABBA
まさに「大草原の小さな家」の世界に通じる「大草原の音楽」の1曲である。