ささやかな日常の記録

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大草原の小さな家「ローラの初恋」(1-5)

日曜の夜は気が滅入る。それも長い休みの後では尚更だ。そんな時でも「ちびまる子ちゃん」は見ていた。ちょっとでも笑うことで気分が良くなった気がしたものである。この「ローラの初恋」もそんな時に見るのが相応しい。単純に笑って気持ちが明るくなるからだ。

ローラがジョニーに一目惚れをするが、ジョニーはメアリーに首ったけ。そういえば「メリーに首ったけ」っていうおバカなラブコメ映画があった。キャメロン・ディアスがキュートだったが、これもストレス解消には最高の映画だった。

でもメアリーはジョニーに無関心という誰も幸せになれない恋の三角関係が切ない。そのせいで姉妹喧嘩が始まってしまうが、これはこれで見ていて楽しいものである。

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これでメアリーもジョニーが好きだったら大変なことになってしまう。そんな姉妹の違いも面白い。ローラはロマンチストで、メアリーはリアリストのようだ。

そんな恋する乙女に年齢は関係ない。ローラの初恋にチャールズとキャロラインの初恋の記憶が重なり、初恋の季節の気分を盛り上げていく。そんな気分を彩るかのように風景描写が絵のように美しかった。

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悩めるローラにキャロラインが、「そのままの自分で良いの」って励ますところが印象的だった。小さな悩みにもきちんと寄り添う姿勢は見習いたいものである。

原題はThe Love Of Johnny Johnsonでジョニーが主体になっているが、今回は邦題で良かったと思う。ジョニーというキャラクターを強調したかったのかもしれないが、ジョニーよりはローラに共感してしまう。そんなジョニーはシーズン1の後半で新たな恋に出会い大活躍をする。その伏線の意味もあったのかもしれない。

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しかし、BSプレミアムで初めて見た時はあまり面白いとは思えなかった。他に見たい番組も多かったので次回の「おめでとうエミーおばあさん」は見なかった。これで中断するつもりだったが、たまたま「オルガの靴」を見始めたら、思わず引き込まれてしまい、以降も見続けることになってしまった。何事も早合点はいけないということである。

「初恋」の歌だったら村下孝蔵斉藤由貴も良いが、ここは少し高尚にいきたい。自らの初恋を思い出しながら、明日からの活力にしたいものである。


初恋(石川啄木)&私の父さん。