シーズン1の「遠くで働く父さん」の続編のようなストーリーに手に汗を握ってしまった。小麦が豊作で値崩れしてしまったために、鉄道工事用のニトロを馬車で運ぶという収入は良いが危険な仕事をすることになったチャールズとエドワーズ。前回はダイナマイトだったが、今回はニトログリセリンだけに、サスペンスも倍増といったところ。
当時(1978年3月日本公開)リメイクされたロイ・シャイダー主演の映画「恐怖の報酬」を観たことを思い出した。
映画のスリルは相当なものだったが、ドラマも負けてはいない。舗装もされていない道を馬車で運ぶのだから当然である。そこに強盗まで現れるのだから堪らない。それを撃退するためにエドワーズが取った行動が見もの。
さらに仲間の一人がルイス・ゴセットJrだったりする。あの「愛と青春の旅立ち」の鬼教官役でアカデミー賞を受賞した名優だ。個人的にはドラマ「ルーツ」も忘れられない。そうなると差別の問題は避けては通れない。命がけの仕事を通して、そうした差別意識の変化を描くあたりマイケル・ランドンの演出は相変わらず見事だった。