シーズン2の最終回。竜巻により作物は全滅し、さすがのチャールズも心が折れてしまい、故郷に帰ることを決断する。局所的な被害に、「なぜ自分だけが・・・」といった気持ちはよく分かる。
それで土地を売ることになり、買いに訪れたたのは40年前にここに住んでいた老夫婦だった。その老夫婦の寄り添う姿が印象的だった。40年前、何があったのか分からないが、その日々を想う。
そんな騒動の中で、それぞれの思いが募っていく。メアリーはジョンに告白されて戸惑い、ローラは神の意思について考える。
そんな二人の成長が見てとれるのが連続ドラマの醍醐味である。老夫婦がインガルス一家を見つめる優しい視線は、視聴者のそれと同じである。
原題はGoing Home、その帰宅には老夫婦のことも含まれる。それはもしかしたらチャールズとキャロラインの未来の姿かも知れない。