ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

大草原の小さな家「いたずらヤギ」「勇気ある対決」(3-8&9)

どちらも異物に翻弄されるストーリー。決して面白くないわけではないが、少し違和感を感じてしまった。だから感想も書きにくい。

いたずらヤギ」は、ローラが手に入れたヤギを巡る珍騒動。ここまでスラップスティック・コメディなのも珍しい。屈んだ腰を見ると突進する習性のあるヤギが、ローラの意に反して大人たちを翻弄する。チャールズ、エドワーズ、オルソン夫人、ベーカー先生、それにオルデン牧師まで被害にあってしまう。

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それでもローラは仲良しFred(原題)と名付けて見捨てない。そんな迷惑なヤギがどうなってしまうのか最後まで目が離せない。ヤギといったら「アルプスの少女ハイジ」の白いヤギ(ユキちゃん)を思い出すが、このヤギは本当に可愛くなかった。それでも広大な牧草地などの自然描写は美しかった。

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続いて「勇気ある対決」だが、こちらはゴロツキ三兄弟に翻弄されるストーリーに、ただ不快感が募っていく。まずメアリーが被害にあうがじっと我慢する。その目のあざが痛々しい。それなのにオルデン牧師は、被害にあっても耐えることが大切だと説く。

ところがキャロラインが被害にあうとチャールズはもう黙ってはいられず、暴力に訴える。メアリーもついに堪忍袋の尾が切れてしまい、怒りの鉄拳が炸裂する。見ている分にはスカッとするが、事はそう単純ではない。

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牧師は天国と地獄を例に出す。果たして暴力は肯定されるのか、聖書の教えに反しないのか、難しい問題である。考えても答えは見つからない。だからこそ、「ダーティーハリー」のような映画が求められたりもするのだろう。

そんなイーストウッド映画の常連でもあるジェフリー・ルイスの不敵な面構えが強烈な印象を残す(右はロイ・ジェンソン)。彼は大好きな映画「ギルバート・グレイブ」に出演したジュリエット・ルイスの父親でもある。

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原題はThe Bully Boysで、暴漢,暴力団員といった意味らしい。ちょっと生々しいが、そんな「ならず者」と言えば、やはりイーグルスである。


Desperado - Eagles