ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

大草原の小さな家「熱病の家」(3-13)

シーズン3ともなると、ほとんどパターンが決まってくる。それでも、そのアレンジの具合が絶妙なので、面白く見続けることができる。今回はシーズン1の「救われた町」のアレンジであるが、ローラが当事者になることで、子供にはより身近に伝染病の怖さが伝わることだろう。それは今のコロナウィルスの騒ぎを例に出すまでもなく、現実の問題なのである。

エドワーズが持ち込んだ病原菌でアリーシャが感染する。エドワーズはかつて伝染病で妻と娘を亡くしたという過去があるので、必死に看病する。そこにローラが木苺を持って訪れてアリーシャと接触する。

f:id:hze01112:20200123185323j:plain

その夜、斑点が出たのでローラはそっと家を抜け出しエドワーズの家を訪れる。そこで3人の隔離生活が始まる。原題のQuarantineは、隔離、検疫という意味である。

f:id:hze01112:20200123185837j:plain

とにかく病原菌の侵入を防ぐのが肝要なので、武装して来訪者を入れさせないという姿が異様ではあるが、その水際対策は今の中国と重なってしまう。そこにチャールズがドクターを連れ戻しに乗り込む。

そこからの予想外の展開はお見事。ちょっと出来過ぎのような気もするが、ローラの健気さが印象に残るから問題なし。