ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

大草原の小さな家【シーズン5】 7話~13話

◉「父さんの宝物」(7)はローラとアルバートが姉と弟になるまでのストーリー。原題Fagin(フェイギン)はアルバートが世話をすることになった牛の名前。ディケンズの「オリバー・ツイスト」に登場する悪党の名前というのが面白い。アルバートも孤児のオリバーに重ねられているのかもしれない。そんなアルバートを父さんが息子のように可愛がるのを見て、ローラは情緒が不安定になり、ネリーにまでパンチを喰らわせてしまう。そんなローラの気持ちは分かるものの、ちょっと大人気ない。それでも父親の真意を知って、アルバートを思いやる姿は印象的だった。

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◉「オルソン夫人の新聞記者」(8)は原題のHarriet's Happeningsの通り、ハリエットが記者となってゴシップ記事を書くことで巻き起こった騒動を描いたストーリー。フェイクニュースに飛びつく姿は今と何ら変わらない。今回の十戒の教えは素直に受け取ることができた。ネットで人を傷つける情報が拡散され続けている今でこそ、しっかりと考えたいテーマである。

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◉「メアリーの結婚」(9)もタイトル通りのストーリーで原題もThe Wedding。ついにアダムがメアリーにプロポーズ。8月15日の結婚式にチャールズとキャロラインが駆けつけるが、そこで一悶着。メアリーの悩みは今でも深刻な問題であることはよく分かる。皆でピクニックに行った帰りに砂嵐が襲う。そこでの経験がメアリーに勇気を与えることになる。砂が降って地固まるではないが、砂埃が最高に美しいとさえ思われた。

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パイロット版の「旅立ち」を含めると今回で100話目になる。これでほぼ半分見たことになるが、あっという間だった。

◉「かわいい子の旅」(10)はアルバートとアンディのスリーピーアイまでの旅を描いたストーリー。かわいい子には旅をさせよということ。そんな大人としての厳しさを教えたかったチャールズとガ―ベイだったが、逆に彼らの方が子供っぽいというのが可笑しかった。原題のMen Will Be Boysは、男はいつになっても少年といった意味である。

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◉「先生の子」(11)はまたもアンディを中心にしたストーリー。成績が悪いのでネリーに指導を受けることになり、例によってネリーの悪巧みに利用されてしまう。原題のThe Cheatersは詐欺師といった意味で、カンニングをする人にも使われるようだ。

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◉「心を結ぶ旅」(12,13)は今シーズン3度目となる前後編で、原題のBlind Journey の通り、盲学校の生徒たちの苦難の旅路を描いたストーリー。ウィノカの盲学校が買収されて使えなくなったので、ウォルナット・グローブで受け入れることになる。まるで約束の地への旅のようで、映画「十戒」「エクソダス」などを思い出してしまった。

そんな旅を先導するのがチャールズと「悲しいボクサー」で登場したジョーというのが面白い。そこにオルソン夫人までもが加わり、差別のテーマが繰り返される。この苦難の旅を通してオルソン夫人がどのように変わっていくかが見ものである。

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