ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

渚の思い出

BSの音楽番組でリチャード・クレイダーマンの「渚のアデリーヌ」の特集を見た。いつもはロックのアーティストを取り上げることが多いので珍しくも興味深かった。

クレイダーマンの音楽には昔から親しんでいたので、当然この曲は知っていたが、これがデビュー作だとは知らなかった。

実はイージーリスニングのアルバムで唯一、新譜をレコードで購入したのがクレイダーマンだった。「愛のコンチェルト」と題されたアルバムのジャケットはクレイダーマンのアップ。当時、ピアノの貴公子と言われていたが、これを買うのは少々気恥ずかしかった。

 日本での発売はWikipedia によると1982年となっているが、日記を読むと1981年4月4日に購入している。このアルバムの3曲目に収録された「午後の旅立ち」がお目当てだった。山田太一脚本の同名ドラマの主題曲だったのだ。

このドラマは1981年1月から放送されたが、その後見る機会がないので内容は忘れてしまったが、このメロディだけは頭に残ってしまった。


午後の旅立ち

同じ頃、「大草原の小さな家」はシーズン5の後半を放送中だった。今はそのシーズン8をDVDで見ているが、新しくインガルス一家の養子になったジェームズという少年に、クレイダーマンの面影があると思ったが、成長後はまるで似ていなかった。

現在のクレイダーマン自身に当時の面影がなくなってしまったが、そもそも名前を含めて作られたイメージだったのだから当然かもしれない。

 

ちなみに「渚のアデリーヌ」のアデリーヌとは作曲者の当時2歳だった娘の名前。この作曲者はポルナレフの「渚の思い出」にも関わっていたとのこと。


渚のアデリーヌ


ミッシェル・ポルナレフMichel Polnareff/渚の想い出Tous Les Bateaux,Tous Les Oiseux (1972年)