「大草原の小さな家」では動物との触れ合いも見どころの一つである。番犬のジャックとギャングだけでなく、野生動物との関わり方も教えてくれる。
今日BS4Kで放送された「あらいぐま見つけた」がまさにそうである。原題はThe Raccoon(ラクーン)で、先住民の言葉で「手で洗う生き物」という意味らしい。
今、WOWOWでも放送されている「あらいぐまラスカル」のイメージで顔を洗うような仕草が愛らしかったが、実際は凶暴で狂犬病を感染させる危険な存在らしい。ドラマでもジャックとローラが噛まれてしまうことで深刻な事態に陥ってしまう。決して可愛いからということで安易に考えてはいけないのである。自分も飼い猫に噛まれて大変な思いをしたことがある。
それでも陶器の人形が壊れて嘆くローラと、あらいぐまを愛でるローラのふり幅の大きさには魅せられてしまう。
そんなローラはシーズン3の「いたずらヤギ」の回でもやっかいもののヤギに振り回される。これは家畜だったヤギが野生に戻るストーリーであるが、そんな野生に翻弄される人間が滑稽だった。どんなに可愛がっても、それは自己満足にしか過ぎない。それを納得しようとするローラの表情が印象的だった。
それでも懲りないローラはシーズン4では狼にまで手を出すのだから困ったものである。