昨夜、BS4Kでピンク・フロイドのライブを見た。
'88年に米国・ニューヨーク州にあるアリーナ、ナッソーコロシアムで行ったコンサート。
演奏曲目:
「Shine On You Crazy Diamond, Parts 1-5」
「On The Turning Away」
「Wish You Were Here」
「Us And Them」
「Comfortably Numb」、ほか。
これはアルバム「鬱」発売後であるために、当然ロジャー・ウォーターズはいないが、個人的に忘れられないライブである。同じようなセットリストで1988年3月に来日公演をしており、代々木オリンピックプールで見ている。
当時のライブはCD化もされているが、LDで映像化もされており、何度も繰り返し見たものである。
それ以来、なかなかDVD化はされず、昨年末に発売されたBOXセットに収録されたが高額なので購入していない。
【メーカー特典あり】 The Later Years (BOX SET) (ピンク・フロイド 3Dマウスパッド (ニュー・ロゴ入り)+日本語解説書付)
- アーティスト:Pink Floyd
- 発売日: 2019/12/24
- メディア: CD
それだけに、こうして遅ればせながらも見ることができ、さらに4K映像だというのだから最高だった。ただ4Kは録画できないのが残念ではあるが、あの時の感動をもう一度味わうことができたのだから十分である。
その後、デビッド・ギルモア名義のものも含めて多くの映像を見ることができたが、個人的にはこのライブが至高である。メンバーがまだ若々しいし、バックコーラスの女性が何よりも魅力的である。特にレイチェル・ フューリーに目が釘付けになってしまう。その名前から「ブレードランナー」のショーン・ヤングと共に当時からお気に入りだった。
とても30年以上前とは思えない鮮明な映像の中に息づく彼女の姿は妙に生々しかった。その音楽も含めてピンク・フロイドのステージの魅力はそうした官能性にもあるのだと改めて思ってしまった。これはイエスのライブでは味わえないものである。
そんなライブも佳境のComfortably Numbを演奏中に突然、緊急地震速報のアラームが鳴り響いた。夜間のためボリュームは落としていたが5.1サラウンドで聴いていたので、その衝撃は大きかった。特に被害も無くて良かったが、この時期に避難生活になどなったら大変である。予想通り、緊急事態宣言は今月末まで延長されたが、早くこうしたライブを気兼ねなく見ることができる日常が戻ってほしいものである。したり顔でコロナ時代の新たな日常なんて言われても困ってしまう。
なお、この番組は金曜の午後1時から再放送されるようである。またWOWOWでもピンク・フロイド関連の番組が放送されており、こちらは録画したので見るのが楽しみである。