ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

【備考】メアリーの眼鏡

今日から当地でも休校だった学校が始まった。少し安堵している人も多いことだろう。学校生活と言えば、一番は勉強することである。そのための授業で一番困ったのが黒板の字が良く見えないことだった。

眼鏡を初めて作ったのは中学生になってからだが、なぜ視力が落ちたのかは分からない。当然、勉強のし過ぎなどではない。当時はパソコンはもちろん、テレビゲームもなく、自分の部屋にテレビもなかったからテレビもそんなに見てはいなかった。そうなると漫画を含めた読書の影響が大きかったのかも知れない。

当時、眼鏡をかけて冷やかされた記憶はない。別に特別なことではなかったと思う。それでも女子はけっこう気にしている感じはあった。当時でもそうだから、100年以上前だったら、もっと大変なことだったに違いない。

そんな訳でBS4Kで「メアリーの眼鏡」を見た。これは昨年末にDVDで見たが、さすがに4Kは違うと改めて思ってしまった。まるで初めて眼鏡をかけて映画館で映画を観た時のようである。当時、字幕を読むのがしんどかったが、眼鏡でそれが解消された喜びは大きかった。

メアリーも黒板の字が読めなかったことで成績が落ちていく。当時は視力検査がなかったから、具体的に伝える術と知る術がなかったということである。

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それでもチャールズが異変に気づき、調べてもらうために3日間もかけてマンケートまで出かけていく。そこでの検査シーンが切なかった。この段階ではまだ特に問題はないが、やがて深刻な事態が訪れることになる。

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そんなメアリーは世界が一変したと喜ぶが、それはDVDを見ていた人が、いきなり4Kを見ても感じることだろう。前回の記事で使ったDVDの画像と今回の4Kの画像を比べれば一目瞭然である。画素数が少ないと色は濃く赤みが強く出てしまう。画素数が増えると色味は抑えられ、より自然な色合いになってくる。だから、ストーリーを楽しむ分にはDVDでも何ら問題ないが、日常描写を楽しみたいなら4Kは最適である。

この回はメアリーのアップが多いので、その自然な表情が印象的である。前回の記事ではエメラルドグリーンのような瞳と書いたが、やはり美しい青い瞳である。

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そしてメアリーの眼鏡コンプレックスを解消することになったビードル先生の恋人との出会い。弁護士でとっても良い人だったのにシーズン4では意外な展開に驚くことになる。ただメアリーにとっては弁護士に良い印象を持つことなったのかもしれない。

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