ささやかな日常の記録

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【備考】父さんのホームラン~がんばれ!ベアーズ

明日にも緊急事態宣言が解除されそうだが、単純に喜べないのが辛いところ。春の選抜は中止になってしまったが、夏の高校野球はどうなってしまうのだろうか。

そんな中、BS4Kで「父さんのホームラン」を見た。個人的にはとっても面白い回でお気に入りだけど、女性や子供には人気がないかもしれない。なにしろ、おじさんたちがただ野球に興じるだけのストーリーである。それでも、メアリーとローラの応援する姿を見るだけでも楽しい。

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連敗中のウォルナット・グローブのチームが、新たなピッチャーを迎えて盛り上がっていくところが、とにかく楽しい。勝利を確信して賭けが始まるものの、そのピッチャーの妻は賭け事が大嫌い。そこでキャロラインが教会への寄付金とすることで丸く収める。オルデン牧師もけっこうアバウトなところが可笑しかった。

その試合展開はもうドラマのお約束どおり。最終回2アウト満塁で8対5という土壇場でのチャールズの登場である。このシチュエーションで思い出すのが2009年の夏、新潟代表の日本文理と愛知代表の中京大学附属中京 との試合である。9回表2アウトで4対10の大差があり、誰もが終わったと思ったところからの猛反撃で1点差まで追い詰めた。残念ながら逆転はならなかったが、最後まで諦めないという執念は凄かった。これはドラマ以上の展開で、今でも忘れられない試合である。

ドラマでは最後、乱闘騒ぎになるが、これも当時のスポーツ映画のパターンである。今どきはあまり流行らないとは思うが、こうした展開に当時の少年は胸を熱くさせたものである。

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このドラマを少年野球のチームにすれば、映画「がんばれ!ベアーズ」になってしまう。だめチームが新たなピッチャー(テイタム・オニール)が入ることで変わっていくところなんかは一緒である。そして乱闘騒ぎで思い出すのが映画「スラップ・ショット」である。どちらも、この回が日本で放送された1977年11月前後に観ている。

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がんばれ!ベアーズ」の日本公開は1976年12月だから、当時のお正月映画だった。これが当地では半年遅れで公開された。その時の割引券が見つかった。

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1977年6月に「アドベンチャー・ファミリー」との2本立てで公開されて観に行って、すっかりテイタム・オニールに魅せられてしまった。だから「アドベンチャー・ファミリー」のことはあまり覚えていないが、これって「大草原の小さな家」の映画化みたいなものでもある。

『アドベンチャー・ファミリー』(原題:The Adventures of the Wilderness Family)は、1975年制作のアメリカの冒険映画。大都市ロサンゼルスからロッキーの山中に移住した1組の家族が大自然の中でたくましく生きる姿を描いた作品。

これは大都会東京から北海道に移住した「北の国から」と同じだと思ったら、倉本聰はこれと「キタキツネ物語」にヒントを得たとのこと。でも、この映画そのものが「大草原の小さな家」に影響されているような気がする。1979年のテレビ放送時には柴田 侊彦と冨永みーなが吹替をしている。

 その続編は「キタキツネ物語」と共に公開されたが、観に行っていない。

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なお、「スラップ・ショット」は「ジョーイ」との2本立てで1978年3月に観ている。その「ジョーイ」も忘れられない映画の一つである。

スラップ・ショット (字幕版)

スラップ・ショット (字幕版)

  • 発売日: 2015/03/04
  • メディア: Prime Video
 

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その後に観た「オルカ」は「テンタクルズ」でも活躍するが、こちらはエンニオ・モリコーネの哀愁に満ちたテーマ曲にすっかり魅せられてしまった。


Ennio Morricone - Orca (Finale)