ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

【備考】キャンプ〜アドベンチャー・ファミリー

映画「アドベンチャー・ファミリー」がアメリカで公開されたのが1975年12月。その年の10月に放送されたのがシーズン2の「キャンプ」だった。この回をBS4Kで見直して、もう一度映画も見たくなってしまった。

f:id:hze01112:20200520142901j:plain

 

映画の原題はThe Adventures of the Wilderness Family、訳すと荒野の家族の冒険となる。Wildernessを見ると、どうしても Laura Elisabeth Ingalls Wilderを連想してしまう。


Adventures Of The Wilderness Family - Trailer

予告編を見ると、やはりこれは「北の国から」の方に近い。それでも「キャンプ」の回はロケーションも含めて似たような雰囲気がある。

原題はThe Campoutで、テントを張ってキャンプをすると言った意味になる。これは3密になってしまうので、今はテレビで楽しむのが無難である。

f:id:hze01112:20200520144151j:plain

ロケーションが素晴らしい

f:id:hze01112:20200520152510j:plain

キャンプには川は欠かせない

キャンプをする姿は昔も今も変わらない。テントを張って、魚を釣って、焼いて、食べる。ローラたちは珍しい葉っぱを見つけに森に入る。そこでウィリーは漆の葉を知らずに採ってしまう。それをメアリーが言いそびれて悩む姿が楽しい。決していい気味とは思わないのだ。そしてローラとネリーは誤って川に落ちてしまう。この急流下りはまさにアドベンチャーで、なかなかの迫力だった。

f:id:hze01112:20200520153016j:plain

漆にかぶれたウィリーだが

f:id:hze01112:20200520144319j:plain

メアリーの胡坐姿が可愛い

f:id:hze01112:20200520152723j:plain

川に流されたローラとネリー

f:id:hze01112:20200520144526j:plain

ローラに助けられたネリーだけど

なかなか帰ってこないネリーを心配するオルソン夫人をキャロラインが元気づける。無事に帰ってきたら、良い人間になると言ってたものの、やっぱり変われないオルソン夫人が可笑しかった。

f:id:hze01112:20200520154842j:plain

ネリーの嘘を信じて

f:id:hze01112:20200520155017j:plain

それでもインガルス一家は変わらない

 

続く「砂金の夢」でも川が重要な舞台となる。砂金を見つけたと思い、皆に内緒で集めるローラ。そして何かあると思い、今回も尾行するネリーとウィリー。

f:id:hze01112:20200520150732j:plain

ホラー映画みたいだがネリーが可愛い

必死で集めた砂金もどきを喜び勇んで銀行に持ち込むローラ。そこで流れる劇伴はまるで「オズの魔法使」の「虹の彼方に」のようでもあった。ここでローラの夢は虹🌈のように儚く消えてしまう。そんなローラに優しく接する釣り友だちのスプレイグが良い。ローラの気持ちを察して、チャールズにそっと事実を伝える。

ここでも金持ちになることの夢と現実が描かれる。欲望に目が眩んだらどうなるのかが、ローラの行動を通して見えてくる。ここではローラを慰めるチャールズだが、シーズン3の最後には家族で「黄金の国」を目指し、まさにアドベンチャー・ファミリーになってしまうのである。

 

なお、映画には1978年公開の続編もある。


Adventures Of The Wilderness Family Part 2 - Trailer

主題歌はしっかりと覚えていた。


Original Soundtrack Recording  映画「アドベンチャー・ファミリー」  To Touch The Wind