いつの時代でも、子供は乗り物が大好きである。自分は鉄道ファンではないが、今でも電車が走っているのを見ると、ついカメラを向けてしまう。
蒸気機関車が珍しかった時代だったら尚更だろう。カールだけでなく、ローラとメアリーも、汽車が見たくて仕方がないのである。そのためには、平気で嘘をついてしまう。そのせいでもないだろうが、大変なトラブルに巻き込まれてしまう。
無人の車掌車に乗り込んだところで連結が外れてしまい、車両が暴走を始める。何度か止める手段はあったものの間に合わず、正面衝突という危機が刻一刻と迫る。それを回避するために必死になる子供たちと助けようとするチャールズとエドワーズ。単純にハラハラするアクション・シーンに魅せられるが、今回はエドワーズとカールが父と子の絆を結ぶストーリーにもなっている。
昔からこうした迫力のある列車のシーンがある映画が大好きだった。もともと映画の黎明期、走っている汽車の映画を観て、観客が逃げ出したというエピソードがあるくらい映画と列車の関係は古い。そこで、列車がメインの映画を思いつくままに挙げてみよう。
とりあえず10本選んでみたが、まだまだありそうである。地下鉄を入れれば「サブウェイ・パニック」もあるし、一部だけだったら007シリーズにも多くあるし、「スピード」にもあるしでキリがない。
上記の中ではジェリー・ゴールドスミスの劇伴が盛り上がる「カサンドラ・クロス」「大列車強盗」「軍用列車」が特にお気に入りである。
アニメーションだったら、「銀河鉄道999」は当然として、個人的には「クレヨンしんちゃん 夕陽のカスカベボーイズ」を入れたいところ。クライマックスの列車シーンは最高である。