ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

【備考】級長選挙

台風と総裁選挙で、すっかりコロナは(テレビから)吹き飛ばされてしまった。そうでなくても最近はテレビのニュースは見る気になれない。

それでも飽きずに見続けているのが「大草原の小さな家」である。もうストーリーはどうでもよくて、映像と音楽をBGMのように楽しんでいる。ただ、ぼんやりと見続けているだけでも気持ちが癒される。

今日はシーズン3の「級長選挙」を見た。子供たちに選挙制度を分からせるには格好の教材である。当時はまだ女性の選挙権が一般的でなく、ビードル先生が「ようやくワイオミングで女性に選挙権が与えられた」と話していたので調べてみた。

ワイオミング州は農耕地に適した土地が少ないことから、牧畜や鉱山で生計を立てるために女性も労働者として活躍していました。 そして、1869年には世界で初めて女性に選挙権を与え、女性参政権の先駆けとなったのです。 また1925年には、アメリカで始めて女性の州知事が誕生しました。

そんなアメリカでも、まだ女性の大統領は誕生していない。前回の大統領選挙ではヒラリーがトランプに敗北したが、11月の選挙では女性初の副大統領が誕生するか注目である。

それに対して日本の総裁選は旧態依然としたままで、ほぼ密室で決められてしまい選挙は形だけの出来レースで面白くもなんともない。

ドラマではネリーが立候補して、当然のように店のキャンディ等で買収工作をする。それが面白くない男子は対抗馬にメアリーを推薦し女子票を二分して、自分たちの意のままになるエルマーを立候補させる。

これはそのまま今の日本にも当てはまってしまう選挙の姿でもある。ネリーの買収工作は河井夫妻の選挙活動に重なってしまう。選挙で勝つには豊富な資金力が必要だということ。そして男子の裏工作はまさに今の自民党の総裁選挙と同じである。

そんな中でメアリーとエルマーの純粋な姿が救いとなる。メアリーは推薦されたことを素直に喜び、自分より相応しい人がいると思えば潔く辞退する。エルマーは動物を愛する心を持っており、いじめられても抵抗はせずに非暴力を貫く。それはまさにインドのガンジーのような存在である。それだけに彼のスピーチはメアリーだけでなく、視聴者の胸にも響く。

そしてメアリーの選挙参謀となったローラは、「ネリーは汚職まみれ」とネガティブ・キャンペーンをする。これは日本ではあまり馴染みはないが、アメリカでは普通の選挙活動である。相手を攻撃することは、自分自身にもブーメランとして帰って来るから、それなりの自信が必要である。

選挙ポスターも重要なアイテムである。当時は印刷などできないから手書きで1枚1枚思いを込めて書いていく。そんなローラとメアリーの姿も印象的だった。

f:id:hze01112:20200907112806j:plain

ローラの手書きだけに・・・

チラシにはVote For Mary (メアリーに投票を)と書いてあったが、The Best Cantitateは意味不明。メアリーが指摘していたようにCandidate(候補者)のスペル・ミスだったようである。

なお、ネリーに買収されたケイトとメアリーを推薦したジムを演じているのはマイケル・ランドンの娘と息子である。