「大草原の小さな家」で好きなのは、やはりローラとメアリーの二人のシーン。ただ二人が歩いてるシーンや、ベッドの中でのお喋りだけでも見ていて楽しい。
それだけに、どちらかが登場しないとそれだけで落胆してしまう。シーズン4は日常生活に制限を受けないメアリーが見られる最後のシーズンだけにメアリーが目立つ回が多いのは嬉しいが、それでもローラとのコンビが見られないのは寂しいものだ。
「ベイカー先生 休診」ではローラが全く登場しない。ベイカー先生が主役なのでインガルス一家もなかなか現れず、ようやく10分過ぎにメアリーとキャリーが登場する。ローラはアンディと連んでおり、登下校にはメアリーがキャリーを連れて行っているようだが、まだローラとの会話のような面白さは期待できない。
それでもメアリーとキャリーが手を繋いで歩いているシーンは印象的だ。そんな二人がベイカーの元を訪れる。慣れない農業に悪戦苦闘しているベイカーを医者に戻すべく画策するものの、キャリーはそんなメアリーの意図を理解することはできない。それでもベイカーのために馬の扱い方を伝授するメアリーは魅力的である。
そんな農家に転進しようとするベイカーの気持ちはよく分かる。今でも地方の医療現場は大変だ。さすがに治療費を農作物などで払うことはないが、昔はこうしたことも多かったことは容易に想像できる。高い理想がなければやってはいられなかったことだろう。
それでも救えなかった命を前にした時、その理想も揺らぐことはある。それを他人がどうこう言うことはできない。それを変えることができたのが新たな命を前にした時というのが印象的である。
その夫を亡くした妊婦を演じたのがコリン・ウィルコックス。先日、BSで久々に見直した「ジョーズ2」にも出演していた。
その「ジョーズ2」を観たのが1979年3月3日のことだった。クライマックスのヨットシーンを見て、「テンタクルズ」を思い出した。「ジョーズ」のヒットを受けて制作された続編が、その映画をパクったイタリアのB級映画に似てしまったという皮肉が面白かった。
続いて「ジョーズ3」も見たが、これがデビュー作のリー・トンプソンを見るためだけの映画である。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で魅せられ、「ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀」も大好きだった。個人的には1980年代のアイドル的な存在だった。
1歳年下のメリッサ・スー・アンダーソンは、同じ頃「お色気SL大暴走! アメリカ横断ウルトラハイホー」という映画に出演。日本未公開で邦題は最低だが、日本でもお馴染みのジョージ・ケネディ主演のコメディだった。
Melissa Sue Anderson in Chattanooga Choo Choo (Clip)
子役から活躍していたメリッサ・スーと、1983年にデビューしたリー・トンプソンのその後を見ていくと色々と思うところがあるが、ヒット作と出会うのは大変なことなんだとつくづく思う。