小学生の頃、憧れのヒーローの一人がブルース・リーだった。1940年11月27日生まれだから、今年は生誕80年になる。
代表作「燃えよドラゴン」が公開されたのが1973年12月で、この年の7月にすでにリーは亡くなっていた。
当時、映画は見ていないのにラロ・シフリンによるテーマ曲は耳にしていて大好きだった。ヌンチャクもどきを持って、よく遊んだものである。シフリンの音楽ではジャッキー・チェンが主演した「ラッシュアワー」も雰囲気が似ていてお気に入りである。
「燃えよドラゴン」を初めて観たのが1978年8月26日だった。映画「スウォーム」の同時上映だったのだ。その前にテレビでは見ていたとは思うが、その面白さにワクワクしたものである。
この年の4月には「死亡遊戯」が公開されており、8月4日に地元の映画館で観ている。こちらはジョン・バリーのテーマ曲が007そっくりで印象的だった。バリーの手掛けた映画は前年に「ザ・ディープ」、翌年に「ブラックホール」と「007ムーンレイカー」を観ており、バリー作品としてはマイナーながら大好きである。
その後、1981年6月には「死亡の塔」が公開されたが、リーの出演シーンはほとんどなく、日本が舞台になっていたものの観る気にはなれなかった。
1993年8月にはリーの伝記映画「ドラゴン/ブルース・リー物語」が公開されたので観に行った。主演はジェイソン・スコット・リーで、彼が前年に出演した「心の地図」も忘れらない。
息子のブランドン・リーが出演した「クロウ/飛翔伝説」も1994年9月に公開されて観ているが、ブランドンもすでに撮影中の事故で亡くなっていた。
今回WOWOWで特集されたのでリーの出演作「ドラゴン危機一発」「ドラゴン怒りの鉄拳」「ドラゴンへの道」を早送りで見た。ヒロインのノラ・ミャオ(苗可秀)が魅力的だった。野良猫を連想してしまうが、「苗が成長し、秀でる 」という意味の芸名とのこと。
「死亡遊戯」はやはりタイトルが音楽と共にカッコ良い。5.1chでないのが残念だったが、「燃えよドラゴン」は5.1chになっており、迫力が増していた。