ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

小さなYeah1〜首飾り

f:id:hze01112:20210201192539j:plain

シーズン5「父の愛」より

メアリーが付けている首飾りは手作りである。これを作ったのは一人娘のいる太った男。娘が自分の姿を恥じているのを知った男は出稼ぎに行くと嘘をついて盲学校に住み込みで働くことになる。仕事中に屋根から落ちた男は重傷を負ってしまう。近くにいるのに、娘はそれを知らない・・・。

そんな父と娘を結びつけたのが、その首飾りだった。自分にとっては恥ずかしい存在だった父親が盲学校の生徒からは慕われていることを知り、自分の愚かしさに気づく。

f:id:hze01112:20210201190922j:plain

その作文を読む少女の首にも首飾りがあった。この少女は男が作った機織り機もお気に入りで、その表情が印象的だった。

f:id:hze01112:20210201191012j:plain

f:id:hze01112:20210201190826j:plain

ベッドに横たわる男と心配する娘の構図は、シーズン2の「父と子」でのエドワーズとジョンと同じ。どちらも脚本・演出はマイケル・ランドン。悲劇的な出来事があって、お互いを理解することになる。

f:id:hze01112:20210201191058j:plain

ドラマではチャールズが理想的な父親として描かれているので、他の父親は基本的にダメ親父として描かれることが多い。では、この心優しき父親はどうだろう。

外見は人に笑われるほど太っている。肥満の原因は人それぞれであるが、今ではビジネスにおいて不利になることもある。人を見た目で判断するのも差別の一つである。このテーマはシーズン8の「まことの友情」でも少年を主人公にして描かれる。

食欲をコントロールできないという点においては問題はあるのかもしれないが、男の価値はそこにはない。外見や学歴よりも、要は中身ということ。それが原題The Man Insideの意味するところだと思う。そんな男が心を込めて作った首飾りは、たとえ見えなくても光り輝いていたことだろう。

首飾りと言えば個人的には真珠の首飾りを思い出す。映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」でも薬師丸ひろ子から堀北真希に受け継がれていたが、映画「グレン・ミラー物語」での演奏も忘れられない。


グレン・ミラー物語 (1954)  真珠の首飾り  A String of Pearls