ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

青春18(1981年)

最近またBSで放送中の「ベストヒットUSA」を見るようになった。最新のチャートも面白いが、タイムマシーンのコーナーで紹介される昔のヒット曲が懐かしい。

この番組が始まったのが1981年4月のことで、司会の小林克也が40歳の時だった。その小林が80歳の誕生日を迎え、番組も40周年ということで特別番組も放送された。1983年のクリスマスイヴに日本で初放送されたマイケル・ジャクソンの「スリラー」の完全版を久々に見て、あの頃が鮮烈に甦った。

その同じ時間に裏番組では「カセットテープミュージック」が放送中で、こちらでも日本の1981年の音楽を特集しており、実に面白かった。そこでスージー鈴木がドラマ「金八先生」で流れた中島みゆきについて熱く語っていたのが印象的だった。その第2シリーズの最終回が放送されたのが1981年3月27日のことで、当時のメモ帳にも記録が残っていた。それほど「世情」のインパクトは大きかったということである。

この日は夕方の6時からはNHK少年ドラマシリーズの「家族天気図」を見ていた。父親が土屋嘉男、母親が小林千登勢で、日本版「大草原」を作ろうとした意図もあったとのこと。そこで長女を演じた松原千明と、ポール・マッカートニーの「ジャンク」のメロディが印象的だった。

ポール・マッカートニー(紙ジャケット仕様)
 


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家族天気図 [DVD]

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その「大草原」は3月7日がシーズン5の最終回で、この時は放送がなかった。そして4月になり、18日の土曜6時から総集編である「わが家の思い出」が放送されて、翌週の25日からシーズン6が始まった。当時はシーズンという認識はなかったが、ここから1982年9月にかけてシーズン8の最終回まで放送されることになる。

この40年前に見たきりの総集編のことは良く覚えている。当時もう懐かしくて、こんなシーンもあったなぁとしみじみと見ていたような気がする。この回はDVDには収録されていないので、できたら4K化して放送して欲しいものである。

この頃、さだまさしのシングル「驛舎」を購入している。夢破れて地元に帰ってきた女性の姿が目に浮かぶような詞と美しいメロディに魅せられた。

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駅と言えば糸魚川高校を卒業し、国鉄の社員になった伊藤敏博の「さよなら模様」がヒットしたのもこの年の夏で、なんだか妙な親近感を持ってしまい、シングルも購入して聴き込んだものである。翌年の青春18切符のキャンペーンソングも大好きで、この歌と共に(残雪に輝く山に背を向けて)上京したのも懐かしい思い出である。

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そして10月には日本版「大草原」の本命として「北の国から」が始まる。音楽はさだまさしだが、個人的には「大草原」に比べると抒情的すぎるような気がしてあまり好きではない。

そして暮れには薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」のシングルが発売される。この歌にすぐに魅了されてしまい、ここから彼女のシングルを買い続けることになる。来生たかおの「夢の途中」も大好きで、これがやがてカラオケでの持ち歌の一つになることになる。

セーラー服と機関銃

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