今日も前回と同じく、古い映画音楽のコンピレーションであるレコードを聴いた。裏ジャケットの「男と女」からも分かるように、当時の定番である映画音楽の名曲が収録されている。タイトルも「スクリーン・ムード・スタンダード・デラックス」と、そのものズバリ。収録曲は次の通り。
A面ーーーーーー
男と女
悲しみは星影と共に
夜霧のしのび逢い
B面ーーーーーー
慕情
スカーボロ・フェア
いそしぎ
ララのテーマ
ムーン・リヴァ―
魅惑の宵
ヨーロッパ映画だけではなく、アメリカ映画からも選ばれているが、時代は60年代までなので、そこそこ古いことが分かる。定価は1,700円。
演奏はムーヴィーランド・オーケストラで、日本コロンビアから発売されている。オケは無名ながら、普通にイージーリスニングとして聴くことができる。インナーのデザインも洒落ていて見ていて楽しい。
ジャケットはクラウディア・カルディナーレだが、出演作は収録されていない。彼女の出演作では「ブーベの恋人」を思い出すが、同じ1963年に「8 1/2」「山猫」「ピンクの豹」にも出演しているのが凄い。そして、1968年にはモリコーネが音楽を担当した「ウェスタン」にも出演している。
さすがに1960年代にはフランスのブリジット・バルドー(BB)、アメリカのマリリン・モンロー(MM)と並び、イタリアのCCとして人気があっただけのことはある。そのBBと共演した「華麗なる対決」はフランシス・レイによる西部劇の音楽が印象的だった。
個人的には1982年にドイツ映画祭で上映された「フィツカラルド」が忘れられない。音楽は「アギーレ」も良かったポポル・ヴー。
アルバムではA面最後の2曲が良かったが、一般的な人気でいったら「ブーベの恋人」を収録しても良かったような気がする。