ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

55について〜時をかける少女

ワクチン接種の2回目以降、倦怠感が続いている。ただ、これもワクチンの影響か、寒暖差疲労によるものか判然としない。それでもワクチンを打ち終えた安堵感は大きい。

自分が2度目の接種をした日のニュースで、国民の55%が2回打ったと報じていた。平均より少し遅れたというところだが、想定していたよりも意外に早かったというべきであろう。

この55という数字はGO  GOを連想させるせいか勢いがあって好きである。Eテレで放送中の2355と0655も東京にいた頃はよく見ていた。今は映画音楽のコーナーがある木曜日の2355しか見ていない。

買い物をする時も55,000円が目安になることが多い。4Kテレビを買った時もそうだったが、今回もワクチン終了記念として購入した4Kレコーダーもそうである。ずっと欲しかったものの高額で諦めていたが、ついAmazonで55という数字を発見してしまい購入してしまった。

これも巣ごもり消費やリベンジ消費と同じなのかもしれないが、自分への贈り物でもある。それこそ5万円以上の買い物は2年前の4Kテレビ以来である。そろそろ経済を回す意味においても、少しずつお金を使っていきたいものである。

このように55,000円くらいだと思い切れるが、これが6万を超えてくると考え込んでしまうことが多い。わずか5千円のことなのに、おかしなものである。

今、ベッドサイドにはiPad mini4が置いてある。4年前に購入したものであるが、だんだんと処理速度が気になるようになってきた。そこにタイミングよくiPad mini6が発売されたが値段は59,800円からということで考え込んでしまった。次なる消費としては55,000円程度のノートPCを考えているが、このiPad miniも気になるという訳で、しばらく迷うことになりそうである。

 

それで購入したばかりの4Kレコーダーであるが、目的の一つは4Kで放送されている「大草原の小さな家」を録画して編集すること。NHKでは「刑事コロンボ」の特番は何度も放送しているのに「大草原」に関しては5分程度のミニ番組をいくつか放送しただけである。おそらく全話4Kでの放送が終了してBSプレミアムでの放送が始まる前には何らかの特番はあると思うが、もう待っていられなくなってしまった。

アメリカでの初放送が1974年の3月だから、それまでには放送開始50周年記念の特番が作られるのは間違いないだろう。もしかしたらBlu-ray Boxの特典映像として収録されることになるかもしれない。それはそれで楽しみではあるが、自分のために自分の好きなシーンと音楽を編集しておくのも悪くはない。ただ見るだけでも楽しいが、ちょっと自分なりに手を加えてみるのも楽しいものである。これがあるから、まだ完全に配信だけには移行できない。

その配信だが、この4KレコーダーにはNetflixだけでなくAmazon Prime Videoも見られるようになっている。これまでは時間の都合もあって利用したことがなかったが大画面で見てみるとBS放送と遜色なく驚いてしまった。今はまだWOWOWに加入しているが、将来的には配信だけで十分のような気がしてきた。

しかし、今はまだ録画して残すことが楽しい。記念すべき4Kの録画第1号は大好きな大林版「時をかける少女」になった。この映画は放送される度に録画しているような気がするが、ちょっと前にWOWOWで放送された5.1chになったバージョンをディスク化している。その時も画面は綺麗になったと思ったが、4K化でさらに画面は鮮明になり、夜のシーンでも表情が良く見えるようになった。

とにかく尾道の街並みや、登場人物の部屋の小物まで良く見えるので、これまでに気づかなかった発見が多くあった。特にヒロイン和子の部屋に映画「オズの魔法使」のポスターが貼ってあったことに初めて気づくことができた。

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和子が土曜日の実験室でラベンダーの香りを嗅いでからの日々は、ドロシーがオズの国で体験したことと同じである。タイムリープで実験室に戻るシークエンスはまるで竜巻の中に入ったかのようなイメージでもある。その時計が回転する時の音の効果も、まるでピンクフロイドの「狂気」のようなサラウンド感を味わうことができた。

これはもう個人的にはサイケデリックなゴーゴー・サウンドみたいなもので、映画「ゴジラ対ヘドラ」を思い出してしまった。


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あと55と言えば昭和55年を思い出す。西暦では1980年という訳で、この年の前後5年の間に体験したエンタメ作品こそが最高ということである。

時をかける少女」の幼少期の思い出のシーンで「わたし、きれい?」というセリフがあるが、この年に話題になった「口裂け女」もそうだったと昨夜の「アナザーストーリーズ」を見て思い出した。

口裂け女」といえば、今だったら「鬼滅の刃」の鬼になるのだろうが、かつて「手天童子」を描いた永井豪も大好きだった。

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