ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

薬師丸ひろ子 歌手活動40年

今月の21日は薬師丸ひろ子の歌手デビュー40周年の記念日とのことで、この日WOWOWでは彼女の無観客でのLiveを放送した。そして昨夜はNHKのSONGSにも登場した。

どちらも見ることができたが、その歌唱は相変わらずで何度聴いても魅せられてしまう。それでもWomanを筆頭にした80年代の楽曲に比べると、90年代以降のものは馴染みが薄くなっていくのは仕方のないところ。

当時、購入したシングル・レコードは次の通り。

セーラー服と機関銃(1981年11月21日発売)

探偵物語(1983年5月25日)   

・メイン・テーマ(1984年5月16日)   

・Woman "Wの悲劇"より (1984年10月24日)  

・あなたを・もっと・知りたくて(1985年7月3日)   

ステキな恋の忘れ方〜野蛮人のように(1985年11月1日) 

・ささやきのステップ(1986年10月19日)     

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アルバムはCDの時代になって、最初に購入したのが「花図鑑」だった。それから    「Heart's Delivery」を購入したので、この2枚は特に思い入れがある。それから後追いでいくつか購入している。

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オリジナルアルバムは次の通り。

1    1984年2月14日    古今集    

古今集(SHM-CD)

古今集(SHM-CD)

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2    1985年8月8日    夢十話    

夢十話

夢十話

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3    1986年6月9日    花図鑑    

花図鑑

花図鑑

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4    1987年7月6日    星紀行    

星紀行

星紀行

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5    1988年4月6日    Sincerely Yours    

SINCERELY YOURS

SINCERELY YOURS

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6    1989年2月15日    LOVER'S CONCERTO    

7    1990年3月28日    Heart's Delivery    

HEART'S DELIVERY

HEART'S DELIVERY

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8    1991年3月13日    PRIMAVERA   

PRIMAVERA

PRIMAVERA

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9    1998年2月4日    -恋文-LOVE LETTER    -    

恋文~Love Letters

恋文~Love Letters

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10    2018年5月9日    エトワール

ベスト盤として発売された「歌物語」も購入しているが、これが30周年記念で震災の直前の2011年3月2日に発売されているから、もう10年前になる。

歌物語

歌物語

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そして今月の21日には40周年記念盤として次の2つが発売されている。

それぞれ微妙に収録曲に違いがあり、欲しいものの迷っている。2つ買っても3万円程度ではあるが、これまでに購入したものとほとんどダブってしまうため二の足を踏んでしまう。

ビクターは「歌物語」の拡張版といった感じであるが、ユーミンの新曲が収録されているのが目玉である。

ユニバーサルはオリジナルアルバムのリマスターが魅力で、35年前に購入したCD「花図鑑」を良い音で聞き直したい気持ちはあるものの、どの程度の音質向上なのかが分からないので迷ってしまう。

Blu-rayが付くのにMVが2曲だけというのも勿体ない。それこそ昔のコンサートのリマスター版とか、5.1chサラウンドによるリミックスとかが収録されていれば即決だったのに残念である。

それでも、これまで彼女のCDを聴いたことがない人にとっては最高の作品集には違いない。ただ今時こうした高額のCDを買う人など限られてしまうのも事実で、どの程度売れるのか気になるところ。

それにしても40年前に好きになった歌手を今もまだ好きでいるというのも凄いことだが、その歌手がまだ現役で今年の紅白にも出場するというのも嬉しいものである。

この「セーラー服と機関銃」は冬休みの間バイトしていた職場でよく流れており、それで気に入ってシングルを購入した。「探偵物語」の頃にはすでに上京して小田急線沿線に住んでいたので、それだけでも嬉しかったものである。

先日のSONGSでその頃の通学のエピソードで小学生にガードしてもらったという話が可笑しかったが、偶然に出会うという夢は当然叶わなかった。

そして時代は平成になり、1989年1月21日の日記に彼女が登場する。

1月21日(土)

夜9時15分からNHK「加山雄三ショー」を見た。ゲストは薬師丸ひろ子でNHK初登場。生の彼女を見るのは久々で印象としてはだいぶ女っぽくなったなって感じ。

オープニングで歌った「セーラー服と機関銃」のヒットから早8年。この曲は高3の冬のバイト中によく流れていて深く記憶に残っている。

続いての曲は”Woman”,これは大学3年の12月1日、つまり映画の日に観た「Wの悲劇」のテーマ曲である。彼女の作品の中では映画も歌も自分にとってはベストである。この曲で想起される情景は大学からの下校時にAさんと語り合いながら歩いた川沿いの道。自転車を押しながら川べりを一緒に歩いた青春がかつてあった。

その次が最新ヒットの「時代」。この曲はまさに昭和という時代の最後を飾った名曲。夏に封切られた山田洋次監督の「ダウンタウン・ヒーローズ」の主題歌でもあるが、映画は未見。というのも、この映画のキャストに応募して落とされた苦い思いがあったから。今となっては、これも良い思い出である。

そしてフィナーレが「あなたをもっと知りたくて」。これはNTTのイメージソングみたいなものだが、実にチャーミングな曲だ。この曲がヒットした時は大学4年の夏。ちょうど採用試験のために新潟市に来ていた時だ。将来に対する漠然とした不安を抱いてはいたが、想起される情景は輝く太陽と日本海の青い海。

こうなってくると彼女は自分にとっての同時代のアイドルである。集めたシングル・レコードとCDが一番多いのも当然だ。今後の活躍を期待したいものである。薬師丸ひろ子は決して美人ではない。話し方も実に子供っぽい。要するに愛嬌のあるタヌキ型。Mさんはネコ型。気ままな猫に魅せられてはいるが、最近どうも狸の愛らしさに傾きつつある。

そして、その翌年の1990年3月29日に文化村オーチャードホールにて初めて彼女のコンサートに出かけることになる。

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