ささやかな日常の記録

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【備考】愛してる、愛してない

先週の土曜日、大草原の「愛してる、愛してない」(後編)がBS4Kで放送されて、シーズン6は終わった。そして大相撲が終わった昨日からアンコール放送が再開されて、シーズン6の初回「ローラの恋」が放送された。

このシーズン6の放送はオリパラの開催時期と重なってしまったため変則的になってしまい、全部きちんと見ることができなかった。そのため、こうした再放送は嬉しいものの個人的にはあまり見直したいとは思わないというのが正直なところ。

師走になると落ち着いてテレビが見られなくなるということもあるが、お気に入りのエピソードが少ないというのが大きい。そんな中でメアリーが登場する4話のみ備考として書き加えることができたが、それ以外はあまり書く気にはなれなかった。

そのメアリー回も「メアリーの奇跡」を除いて見直したいとは思わない。もし、シーズン6を見たことのない人に薦めるとしたら初回と最終回だけにする。とりあえず、この4話だけでもストーリーは繋がるし、ローラとネリーのラブコメとして楽しめる。

できればメアリーのエピソードはなかったことにしたい。盲学校が移転したことも、アダムの父親が亡くなって資金難になったということで十分だ。それをローラの機転とアルマンゾの(ローラへの)強い思いが救ったということである。

最終回で描かれた久々の再会シーンにおけるスーザンの祈りは感動的だ。

心に光が差しました

これより輝く光はないでしょう

学校に祝福を

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その言葉はその場にいた管理人のヒューストンの心も動かしてしまう。そのヒューストンを演じたダブ・テイラーは先日BS4Kで見直したばかりの「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3」の酒場のシーンに登場していた。その他にスピルバーグの「1941」や「ワイルドバンチ」などにも出演している。

そんな男がローラを前に恋について語る姿が印象的だった。

恋する奴はおかしなことをする

だから俺は恋をすることができない

そしてローラは(おかしなことをして)病に伏しているアルマンゾの心に語り掛ける。

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そんなローラも、酒場の女と一緒にいたアルマンゾを誤解して泣き崩れていた。それを励ましたのがメアリーで、自らを姉さんと言って優しく語り掛ける姿を見て、昔の寝室でのシーンを思い出してしまった。

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そんなことがあってようやくチャールズも二人のことを認めることになる訳だが、一方でネリーにも運命の人が現れる。その相手がユダヤコンサルタントのパーシバルである。なかなか仕事を覚えないネリーに対して激昂して卵をぶちまけてしまうが、本音ももらしてしまう。その一言がネリーを変えることになる。

そんなローラとネリーの相手であるアルマンゾとパーシバルの吹替を新たに担当したのが神谷浩史梶裕貴である。たまたまシーズン5の最終回「海へのあこがれ」を「進撃の巨人」に例えたが、まさかリヴァイとエレンが登場するとは思わなかった。

 

そんな訳で初回でアルマンゾを巡って泥だらけの争いをしたローラとネリーの恋の結末がしっかりと描かれて十分に満足することができた。

初回ではまだ三つ編みだったローラは最終回ではもう大人の女性として認められることになる。

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ネリーも初回で母親への不満が目覚めていたが、最後にはその呪縛から逃れて自立することになる。

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そんな二人の恋の行方を見届けるという意味で「ローラの恋」と「愛してる、愛してない」を続けて見るのも面白いと思う。

ローラの恋(前編)

ローラの恋(前編)

  • マイケル・ランドン
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