ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

【備考】ガーベイ保安官

金曜の夜から雪が降り続いている。そのため外の景色はすっかり変わってしまった。1年前も大雪で関越道での立ち往生は記憶に新しい。その日にBS4kで大草原のシーズン4「失われた光」が放送されたが雪のため見ることができなかった。

今回はシーズン7「ガーベイ保安官」が放送されたが、無事に見ることができた。それにしても、この1年でのメアリーの変化は凄い。アダムと出会って結婚してからの日々は過酷なことばかり。その結果、スリーピー・アイにたどり着いたというのに、アンディからは逆恨みをされてしまう。

そのアンディもガーベイと共にスリーピー・アイにやって来て、街のチンピラに暴行を受けてしまう。そのチンピラのリーダーを見つけたガーベイが保安官助手として活躍することになる。

ここでも非行少年の更生というテーマが描かれる。これまではチャールズが労働を通して更生させたが、今回はガーベイが温情を示したものの悲劇的な結果に終わってしまう。こちらの方が現実的なのかもしれないが、スッキリしない。

金持ちの息子であっても決して幸せではないということ、父親がしっかりしていても息子はダメになることがあるということ、そしてグレるには色々な理由はあるだろうが母親の不在も大きいということ。これは現在でも通用するテーマであるが、銃を所持することの問題も描いていて見事だと思った。

そんな訳で今シーズンからガーベイもウォルナット・グローブからいなくなり、チャールズの相棒はアルマンゾということになる。ローラも結婚して先生になったため、アルバートが活躍するエピソードが増えていく。

次回の「がんばれアルバート」がまさにそうで、今年最後の放送になる。これも雪のため見られなくなる可能性があるが、別に問題はない。今回もメアリーが登場するシーンは僅かだったが、いよいよ残り少なくなってきた。その数少ないエピソードが見られれば十分である。

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もっとメアリーの笑顔が見たかった・・・

ちなみに初放送時に「がんばれアルバート」を見たのが1981年11月7日だった。この日、ビリー・ジョエルの「ソングス・イン・ジ・アティック」を買ったということは先日書いたばかりであるが、テレビでは金八先生の再放送「君は裸のビーナス」と土曜ドラマ「価格破壊」を見ている。

これが40年前に「大草原」について書いた最後になった。そのため、これ以降の回を見続けたかどうかは分からない。それから40年後にこうしてまた「大草原」のことを書いているというのも不思議である。

当時、「大草原」のことを友人と話した記憶はない。やはり、さだまさしや少女漫画と同じカテゴリーとして認識していたため恥ずかしかったのだろう。そうした思いは無意識の中に沈んでいき、長い年月を経て化石のように発掘されたということである。

NHKではその後も何度か再放送されたようだが、一度も放送しているのに出くわさなかったというのも凄い。いかに東京にいた頃はテレビを見ていなかったかということである。それはテレビを見ている暇がなかったということでもあり、テレビ以上に面白いものがあったということでもある。

そして今、映画館もない田舎に帰ってきて面白いものがテレビしかなくなって、再び「大草原」に出会ったということである。昨年などは元旦にシーズン1の初回について書き、年末には最終回について書くなど、ほぼ一年間「大草原」漬けになってしまった。とにかく質よりも量を書くことができて良かったと思う。

その反動もあって今年は100記事も書くことができなかった。「大草原」についても書くことがなくなり、他のことを書くことによって「大草原」濃度は薄まっていった。面白いことに他のことを書けば書くほどアクセスは減っていった。

SEOとしては「大草原」に特化させて、他の記事は減らした方が良いのかもしれないが、アクセスを伸ばすことが目的ではないのでブログを続けるとしたらこのままのスタンスでやっていきたいと思っている。

ただ、来年は再びシーズン3からアンコール放送が始まるようなので、元気なメアリーの姿を見るのが楽しみである。

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