雪の降りしきる中、4Kでフィギュアのエキシビションを見た。途中で雪のため画面が乱れることがあったが、美しい映像と迫力のある音響で、十分に楽しむことができた。
その中で特に印象的だったのが「ロッキー」のサントラを流して、コメディ映画のような演技を披露したイタリアのペアだった。
リンクをリングに見立てての迫力あるファイトシーンは圧巻で、大笑いしながらもその肉体美に魅せられてしまった。
1976年に公開された「ロッキー」にはロッキーとエイドリアンが初めてデートする印象的なシーンがあるが、その舞台となったのがスケートリンクだった。
40年前の1982年の夏には「ロッキーⅢ」が公開されて、その主題歌としてサバイバーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」(Eye of The Tiger) がヒットして当時シングル・レコードも購入した。当時の記録には次のように書かれている。
ついに「ロッキー」も3作目にして完結した。アカデミー賞を取った1作目にはとうてい及ばないが、またしても熱い興奮を覚えることができた。これはもうワンパターンの面白さではあるが、とにかくファイティング・シーンは凄い迫力で、これだけでも見る価値はある。
今回はチャンピオンになったロッキーがハングリー精神をなくして敗北し、かつてのライバルであるポアロと共に再び挑戦するストーリーになっている。あのロッキーのテーマと共にポアロと海岸を走るシーンなどが印象的である。
また今回はエイドリアンがよりたくましくなっており、その妻としての成長も見どころであった。それから、サバイバーの「アイ・オブ・ザ・タイガー」が実に効果的に使われており印象に残った。
その歌が今回もクライマックスで流れて大いに盛り上がったところで終了した。改めてその楽曲を聴いて当時のことが懐かしく思い出された。
しかし、ロッキーは形を変えて現在まで続くことになる。その後もサントラを買い続けたのは言うまでもない。
それから「ロッキーⅢ」の翌年に公開された「フラッシュダンス」の「マニアック」を使ったスペインのペアの演技も最高だった。