ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

雪ふる夜のドラマ~「真犯人フラグ」と「ツイン・ピークス」

今日も雪。

月曜からずっと雪で、雪、雪、雪が責める・・・。

本当に雪女が現れそうな気配さえする。

昨夜の「うたコン」では丘みどりの「雪陽炎」が印象的だった。


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雪女と言えば先日Eテレで放送された怖い絵本 season4「雪ふる夜の奇妙な話」が芳根京子の語りと共に忘れられない。

芳根と言えば、いよいよ「真犯人フラグ」がクライマックスを迎えつつある。前回の放送ではカセットテープの秘密が明かされたが、ここにきて芳根の存在感が増しているのは素直に嬉しい。ただのクールな女か、それとも氷の女か、どちらに転ぶか楽しみである。

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個人的には芳根を半年間見続けることができただけで十分であったが、やはりミステリーで半年は長い。芳根が出演していなければ見ていなかっただろうし、見ても途中で挫折したかもしれない。

それでも桜井ユキを筆頭に過剰な演技を楽しむことはできた。その中でも平田敦子が演じている猫おばさんは最高だ。大河「天地人」の朝日姫と「植物男子ベランダー」の店長役が忘れられないが、それ以上に強烈な存在感があった。それだけに前回の芳根に対する助言が気になる。

ちなみに昨日は2022年2月22日ということでスーパー猫の日だったらしいが、それを象徴するかのようでもあったが、このキャラクター造形はあの「ツイン・ピークス」の丸太おばさんそのものである。

初回の冷凍シーンなどはローラ・パーマーのそれとも重なってしまう。登場人物がすべて怪しいというのも同じで、結局は日本版「ツイン・ピークス」をやりたかったのかもしれないが、その完成度には到底及ばなかったのは当然である。

その「ツイン・ピークス」には魅力的な女性が多く登場するが、その中でもお気に入りはヘザー・グラハムが演じたアニーだった。そんな自分と同じようなファンが意外と多かったようで、今でもそのことを書いた記事が検索されているようである。

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「真犯人フラグ」の音楽は林ゆうき。「リーガル・ハイ 」シリーズが良かったが、今回は「シグナル 長期未解決事件捜査班」と同じようなムードで悪くはないが、「ツイン・ピークス」と比べてしまうとやはり印象には残らない。

アンジェロ・バダラメンティは「ツイン・ピークス」以外にもデヴィッド・リンチ監督の映画音楽を多く手掛けており、そのサントラもお気に入りである。特に劇中でも歌われるジュリー・クルーズのボーカルは静かに降り続ける雪のように美しくも、強烈である。


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