ささやかな日常の記録

現在と過去のエンタメなど

メアリーとレガシー

台風8号のメアリーはお盆の日本を直撃して去った。

その影響で昨日は頭痛がする中、早めにお墓参りを済ませ雨に備えたが、当地ではさほど降らずに済んだ。それでも県内では今日になっても警報が出ている所もあり、被害が出ないことを願うばかりである。

この夏は県内でも線状降水帯が発生して大きな被害が出ている。収穫を前にして被害に遭われた方々の落胆は想像に難くない。「大草原」のシーズン2の最終回「竜巻」で描かれたのもそうした絶望感だった。

その「大草原」に登場するインガルス家の長女の名前がメアリーである。その「竜巻」の回でもメアリーが急接近して、足早に去っていく姿が描かれているが、ドラマのメアリーには何度でも直撃されたいものである。

ちなみに、台風8号のメアリーは北朝鮮が出したものでMeariと書き、「やまびこ」という意味らしい。

 

そんなメアリー接近中の土曜日、BS4Kではシーズン8「子供たちへの贈り物」が放送されて無事に見ることができた。BS4Kは風雨に弱いため見られなくなることが多い。前回の「石のスープ」の時も豪雨になって半分見られなかった。

それだけに楽しみにしていたメアリー回が見られなかった時などは落胆も大きい。これまでにもシーズン4の最終回「失われた光」などが映らなかった時があったが、先日もアンコール放送された「メアリーの眼鏡」だけが雨のため見られなかった。

最近では4K放送をメアリー回を中心に録画しているので、これでまたコンプリートできなくなってしまった。昨年は「風の中の初恋」が録画できなかっただけに今度こそと思っているがどうなることだろうか。

こんなことを書いても「大草原」ファン以外の人には意味不明だろう。とにかく、美しい映像をできるだけ良い形で残したいという気持ち。これは自分にとっての「子供たちへの贈り物」の一つなのかもしれない。

ドラマの中でチャールズの相棒が自分は何も残せていないと悔やむ姿が描かれていたが、その気持ちは痛いほど分かる。こうしてブログを書いているのも、何かしら生きていた証を残したいという気持ちがあってのことである。

それこそ昔だったら死後に日記が見つかって読まれることがあったかもしれないが、今ではネットでリアルタイムに日記が読まれている。これは考えてみれば凄いことだと思う。

若い頃、ノートに日記を書きながら想像したことが実現していることの驚き。このブログがいつまで残るかは分からないが、確実に未来の自分へのレガシーにはなっていると思う。それだけに、多くの人の目に触れなくても問題はない。とりあえず今は「大草原」が好きな人に届いていれば十分である。